ネットショップBASE(ベイス)とは?メリット・デメリットを徹底解説
自分のネットショップを作りたい!!
と思った時、BASE(ベイス)が候補に上がる人は多いのではないでしょうか?
ですが候補を挙げていくと、どれも似たり寄ったりな気がしてなかなかどのサービスにしようか決定打に欠けますよね。
私は2020年にネットショップをオープンしたんですが、BASE(ベイス)・STORES(ストアーズ)・minne(ミンネ)・SUZURI(スズリ)といろんなサービスを一通り使ってきました。
数年比較したことでそれぞれの特徴が見えてきたので、この記事ではBASEについて詳しく紹介していきます。
- BASEのサービス内容が知りたい人
- BASEのおすすめポイントを知りたい人
- BASEのデメリットもしっかり知りたい人
BASEと一番近いサービスのSTORESとの比較や、他のネットショップサービスをそれぞれ比較した記事をお求めの方は、こちらの記事をご覧ください。
- BASE(ベイス)とは
- BASE(ベイス)のメリット
- BASE(ベイス)のデメリット
- さいごに
BASE(ベイス)とは
BASE(ベイス)は、自分のお店を無料で簡単に開くことができるネットショップサービスの事です。
ネット上に自分のお店を持つことができ、自分で作ったハンドメイドグッズや、ファッション・雑貨・食品など、いろんなものを販売できるようになります。
『BASE(ベイス)』の料金体系
BASE(ベイス)の料金体系は、月額無料で使える『スタンダードプラン』と、月額5,980円で手数料がお得になる『グロースプラン』の2つ。
登録時はスタンダードプランで始まるので、ショップが成長したタイミングでグロースプランに変更することができます。
BASE(ベイス)の主な機能
BASE(ベイス)は管理画面から、使いたい機能(Apps)を自分で選んでカスタマイズすることができます。
拡張機能(Apps)は大きく分けて10カテゴリーあり、全部で85個もあります。
そのほとんどが無料で使うことができます。
BASEの拡張機能(Apps)
- ショップのルールを設定する機能
- 商品のルールを設定する機能
- ショップをデザインする機能
- 商品を準備・作成する機能
- お客様を集める機能
- 売上を向上させる機能
- ショップの課題を分析する機能
- ショップ運営を効率化する機能
- お金を管理する機能
- その他の機能
ショップのルールを設定する機能
ショップのルールを決める拡張機能(Apps)は8個。
このカテゴリーはお店全体のこと。
拡張機能(Apps)を追加するだけで送料の細かな設定ができたり、英語・外貨対応に切り替えることで海外に住んでいる人にも手に取ってもらえるショップにすることもできます。
- ショップルール機能を詳しくみる
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ショップルール機能一覧
機能 機能詳細 独自ドメイン ショップのURLをオリジナルのドメインに変更できる。 シークレットEC 会員や卸先などに向けてショップにパスワードを設定できる。 配送日設定 商品の配送希望日時をお客様が指定できる。 送料詳細設定 国内外の地域に合わせた送料を商品ごとに設定できる。 英語・外貨対応 海外向けに英語・外貨表記に切替えることができる。 年齢制限 購入時に年齢確認を表示できる。 商品検索 キーワードでショップ内の商品が検索できるようになる。 ブロックリスト 登録された情報を元に、注文を自動でブロックできる。
商品のルールを設定する機能
商品のルールを決める拡張機能(Apps)は10個。
このカテゴリーは、ショップに並べる商品についての取り決めができます。
商品のカテゴリーを設定して商品を見つけやすくしたり、デジタルコンテンツや予約販売など多くの販売方法を拡張できるようになります。
- 商品のルール機能を詳しくみる
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商品のルール機能一覧
機能 機能詳細 カテゴリ管理 商品をカテゴリ分けして見つけやすくする。 デジタルコンテンツ販売 デジタルデータの販売ができるようになる。 数量制限 注文できる数に制限をかけることができる。 ラベル 新商品やSALEなどラベルをつけることができる。 定期便 消耗品や会費など期間を決めて定期販売設定ができる。 販売期間設定 商品の販売開始・終了日時を設定できるようになる。 予約販売 入荷前の商品が先行発売できるようになる。 抽選販売 数量限定の人気商品を抽選で販売できるようになる。 商品オプション 文字入れやラッピングなどの選択設定ができる。 テイクアウト テイクアウト商品を事前注文・決済ができるようになる。
ショップをデザインする機能
ショップをデザインする機能の拡張機能(Apps)は5個。
HTMLやCSSの編集ができる人は自由にデザインができてしまいます。
編集できない人でも、BASE(ベイス)にはプロが作ったハイクオリティーなテーマを販売している『デザインマーケット』もあります。
- ショップをデザインする機能を詳しくみる
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ショップをデザインする機能一覧
機能 機能詳細 BASEロゴ非表示 BASEのロゴを非表示にする有料機能。 ショップロゴ作成 全20種類のフォントを使ってオリジナルロゴが作れる。 HTML編集 HTME/CSSを編集して自由にデザインできるようになる。 ページ追加 用途に合わせたベージを自由に追加できるようになる。 お知らせバナー ショップ上部にお知らせバナーを表示できるようになる。
商品を準備・作成する機能
商品を準備・作成する機能の拡張機能(Apps)は7個。
BASE(ベイス)ではこの拡張機能たちのおかげで、SUZURI(スズリ)のように受注販売ができるようになります。
SUZURIではSUZURIで作ったものしかショップに並べることができませんが、BASEでは拡張機能を使って作れる受注販売以外にも、自分で用意したアイテムも並べられます。
初めてのネットショップで在庫を抱えるのが心配な人にピッタリだね!!
- 商品を準備・作成する機能を詳しくみる
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商品を準備・作成する機能一覧
機能 機能詳細 Tシャツ作成 画像データでオリジナルTシャツを受注販売できる。 スマホケース作成 画像データでスマホケースを受注販売できる。 pixivFACTORY pixivFACTORYから高品質グッズを簡単出品できます。 monomy アクセサリーが簡単に作れるアプリです。 オリジナルプリント.jp 1500種類のオリジナルグッズを受注販売できる。 リモフォト リモートでモデル撮影ができ、着用画像が簡単に手配できる。 Canvath 業界最安値のオリジナルグッズが作れる。
お客様を集める機能
お客様を集める機能の拡張機能(Apps)は9個。
ネットショップ運営を軌道に乗せるために大切な集客面で大切になってくる拡張機能です。
広告を出したり、プレスリリースの配信、SNSとの連携など、嬉しい機能がばかりです。
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お客様を集める機能一覧
機能 機能詳細 SEO設定 検索キーワードを設定して検索表示を上位に。 Blog 売上UPに有効なブログを作成・公開できる。 Instagram広告 Instagramで広告を配信することができる。 Google商品連携・広告 Google検索のショッピングタブに商品が表示できる。 TikTok商品連携・広告 TikTokに商品情報を連携して広告配信ができる。 CAMPFIRE連携 クラウドファンディングを実施できる。 noteストア noteと連携できるようになります。 おとりよせネット お取り寄せ情報サイトに掲載できる。 プレスリリース配信 メディアに届けるプレスリリース配信ができる。
売上を向上させる機能
売上を向上させる機能の拡張機能(Apps)は9個。
2023年5月にメンバーシップ機能も追加されました。
お店の常連さんが増えていくことで、お店の売上は上がっていきます。
また購入したいと思ってもらうためにできるクーポンの発行やセールの設定などが簡単に設定できちゃいます。
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売上を向上させる機能一覧
機能 機能詳細 メンバーシップ より繋がりを深められるメンバーショップを開設できる。 クーポン 有効期限や回数制限などを設定できるクーポン発行ができる。 メールマガジン 購入者向けにメルマガを作れる。 レビュー お客様からのレビューを受け付けることができます。 セール 指定の商品にセール価格を設定できます。 商品説明カスタム 動画やスライドなどコンテンツを追加できるようになります。 Instagram販売 Instagramで商品を販売することができるようになります。 AdSIST SaaS型広告じどう運用ツール。 おみせコネクト LINEと連携してパーソナライズ配信できるようになる。
ショップの課題を分析する機能
ショップの課題を分析する機能の拡張機能(Apps)は5個。
課題の解決は売上と直結します。
自分のお店の課題を探るために数字でしっかりチェックしたり、実際にお客さんにアンケートを取れる機能は大活躍してくれています。
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ショップの課題を分析する機能一覧
機能 機能詳細 HTMLタグ管理 任意のHTMLタグを設定・編集できます。 Yahoo!コンバーション
タグ設定Yahoo!広告のコンバーションタグを設定できます。 広告効果測定 広告の効果を測定するためのタグをショップに設置できます。 Googleコンバーション
タグ設定Google広告のコンバーションタグを設定できます。 アンケート 購入者にアンケートを実施することができます。
ショップ運営を効率化する機能
ショップ運営を効率化する機能の拡張機能(Apps)は28個。
多くて全ては使わないんですが、「これあると便利なんだよね!!」という機能があるので、自分に必要な拡張機能を組み合わせてカスタマイズしてみてください。
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ショップ運営を効率化する機能一覧
機能 機能詳細 スタッフ権限管理 ショップスタッフと一緒に運営・管理できるようになります。 商品コード 商品コードを設定することで管理がしやすくなります。 メッセージ ショップ上でお客様とやり取りができる機能。 送り状データDL 送り状発行システムに適したデータをダウンロードできます。 納品書DL 納品書をワンクリックでダウンロードできます。 注文データDL 注文データをCSV形式でダウンドードできます。 売上データDL 指定した期間の入出金データをCSV形式でダウンドードできます。 CSV商品管理 商品情報を一括で登録・更新・ダウンドードできます。 CSV一括発送 CSVデータで複数の注文を一括発送できます。 再入荷自動通知 在庫が復活すると自動で再入荷メール通知が送信されます。 ヤマト運輸連携 送り状をコンビニやヤマトの営業所で発行し
その場で発送できるようになります。SHIP&CO 複数のECサイトの出荷を一元管理し送り状を発行できます。 ChatPlus 最新のチャット&チャットボットツール。 ダオパオ新幹線 ダオパオの仕入れ・直送代行サービスです。 orosy BtoB受注サイトの構築ができます。 NAWABARI 特定法欄における発送元情報に自宅住所を使わずに済むサービス。 ロジモプロ 商品注文から出荷までを全自動で行ってくれるサービス。 canal パッケージ印刷のプラットフォーム。 NEOlogi 国内・海外向け配送代行サービス。 宛名印刷 手書きだった宛名印刷を効率化してくれるサービス。 AYATORI アパレル商材の制作をサポートしてくれるサービス。 CROSS MALL ネットショップの受注処理・在庫管理ツール。 スーパーデリバリー 仕入れサイト・スーパーデリバリーの商品情報を
自動で取り込みしてくれます。ネクストエンジン ECサイト一括管理サービスに連携できます。 THE 直行便 THE 直行便の商品を自動発注・自動発送してくれます。 TEMPOSTAR テンポスターで複数EC店舗の受注・在庫管理を自動化できます。 保管・梱包・配送
代行サービス保管・梱包・配送を代行してくれるサービス。 スマレジ在庫連携 実店舗とBASEの在庫や売上を一元管理してくれます。
お金を管理する機能
お金を管理する機能の拡張機能(Apps)は4個。
確定申告にも関係してくる大切な項目。
私はマネーフォワードで確定申告をしています。
無料でBASE(ベイス)と連携できるので、帳簿付けが格段に楽になりました。
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お金を管理する機能一覧
機能 機能詳細 Tシャツ作成 画像データでオリジナルTシャツを受注販売できる。 スマホケース作成 画像データでスマホケースを受注販売できる。 pixivFACTORY pixivFACTORYから高品質グッズを簡単出品できます。 monomy アクセサリーが簡単に作れるアプリです。
その他の機能
その他の拡張機能(Apps)は2個。
コミュニティ機能は、会員限定のコンテンツや限定商品を販売することができます。
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その他の機能一覧
機能 機能詳細 コミュニティ ショップのコミュニティを作ることができます。 カスタムデザイン名刺 簡単にショップカードが作れる機能。
BASE(ベイス)のメリット
それでは、BASEを使ってきて感じたメリットをまずは紹介していきす。
BASEのメリット
- 在庫を抱えない販売もできる。
- 売上がしっかりたつと手数料は業界最安値になる。
- ショップデザインにこだわることができる。
- BASE専用のアプリがある。
在庫を抱えない販売もできる
BASE(ベイス)内の拡張機能(Apps)を使うことで受注生産ができます。
初期費用無料、在庫リスクなし!!
注文が入る度にオンデマンドで製造・発送されるので、手間が一切かかりません。
BASEの受注生産拡張機能
pixivFACTORY(2024年1月30日終了)- monomy
- オリジナルプリント.jp
- pixivFACTORYで作れるものを見る
-
pixivFACTORYで作れるもの
- アクリルキーホルダー
- 缶バッジ
- ステッカー
- スマホリング
- ICカードステッカー
- アクリルバッジ
- ピンバッジ
- Tシャツ
- トートバッグ
- サコッシュ
- キャップ
- パーカー
- ウインドブレーカー
- スウェット
- タイツ
- 長傘
- スマホケース
- パスケース
- 名刺入れ
- レザー製名刺入れ
- 缶ミラー
- コースター
- マグカップ
- モバイルバッテリー
- ACアダプター
- メガネ拭き
- タオル
- タンブラー
- アクリルフィギュア
- アクリルブロック
- 抱き枕カバー
- ふかふかクッション
- クッションカバー
- 枕カバー
- アクリルスマホスタンド
- ブランケット
- パズル
- 屏風
- マスキングテープ
- クリアファイルポーチ
- ペンケース
- 下敷き
- 印鑑ケース
- 捺印マット
- 名刺
- アートプリント名刺
- テーブルクロス
- ポストカード
- タペストリー
- ミニタペストリー
- ポスター
- キャンバス
- パネル複製画(プリモアート)
- monomyで作れるものを見る
-
monomyで作れるもの
- ピアス
- イヤリング
- イヤーカフ
- ネックレス
- ブレスレット
- アレルギー対応
- オリジナルプリント.jpで作れるものを見る
-
オリジナルプリント.jpで作れるもの
- Tシャツ
- ポロシャツ
- パーカー
- スウェット
- カーディガン
- コート
- ブレーカー
- ブルゾン
- キャップ
- 靴下
- エプロン
- タオル
- ブランケット
- ベビー用品
- トートバッグ
- ポーチ
- 巾着
- サコッシュ
- リュック
- エコバッグ
- キーホルダー
- ステッカー
- ポスター
- タペストリー
- キーホルダー
- アクリルグッズ
- スマホケース
- マグカップ
- タンブラー
- グラス
……etc
在庫を抱える怖さは誰しも持つと思います。
新しいアイテムを作ってショップにNEWアイテムとして並べたとき、
誰も手に取ってくれなかったらどうしよう……。
という思いは、何年も続けてきている今でも頭をよぎります。
そんな不安の種を抱えずにショップをオープンできることは、最初に感じるハードルを一気に下げてくれます。
これはSTORES(ストアーズ)にはない機能なので、受注販売をしたい人はBASEをぜひ使ってみてください。
受注販売機能はSUZURI(スズリ)にもありますが、SUZURIはあくまで受注販売のみなので不便さが残ります。
何よりいろんなクリエイターさんが集まったモール型のお店なので、自分だけのお店ではありません。
そのため、自身の作品のファンでない限りリピーターにつながりにくいのが現状です。
どれくらいの需要があるかわからないものをまずは受注販売して、売れ出したらストックを確保する……こんな風に、使い分けることができるのがBASEの便利なところ!!
売上がしっかりたつと手数料は業界最安値になる
お次は気になる手数料!!
手数料は無料プランを使った場合は残念ながらSTORES(ストアーズ)が最安値です。
ですが1ヶ月の売上が50万円以上になると断然BASEがお得になります!!
有料プランを使うことで業界最安値2.9%〜の手数料になり、月額料を支払っても元が取れます。
BASE(ベイス)の無料プランは手数料が高いですが、長い目で見た時手数料を抑える最善策はBASEのグロースプランになります。
最初は無料プランで1番手数料が安いSTORESで始めて、売上が安定してからBASEに移動!!という手もありますが、お店の引越しは意外と大変。
実際私がそうだったんですが、全ての商品画像や文言を登録しなおしたり、いろんな所で紹介していたURLを差し替えたり、ショップカードを作り直したり……。大変でした。
早く売上50万円になるように頑張るぞ!!
と、自分を鼓舞する意味合いでも最初からBASEではじめてみるのもアリだと思います。
ショップデザインにこだわることができる
BASE(ベイス)はテンプレートからデザインを選ぶことができます。
上の画像は実際に私がテンプレートをカスタマイズしたショップです。
追加したい項目(カテゴリーとかNEWSとか……)をドラッグして置きたいところに配置するだけなので簡単にできます。
テンプレートでも充分整ったショップデザインが作れますが、私のようにコーディングができない人には『BASE DESIGN MARKET』というものがあり、クリエイターさんが作った、クオリティーの高いデザインを購入することもできます。
モール型のBASE専用アプリがある
BASE(ベイス)自体はカート型ネットショップです。
ですがBASE専用のアプリがあるので、いろんなショップが集まるショッピングモールのようなモール型ネットショップにもなります。
カート型(ASPカート)
自分で売りたい商品を作ったり選ぶことで、オリジナルのお店を作るサービスです。一番の問題点は集客と言えますが、自分だけのお店を育てていく楽しみがあります。
BASE・STORES・Shopify・カラーミーショップなどがカート型の代表格です。
モール型(ECモール)
1つの場所にいろんなお店が集まったネット上のショッピングモールです。
自分で集客をせずとも人の目にとまりやすい点がメリットですが、モール内での競争率は高いです。
代表的なものにはminne・Creema・楽天市場・Amazon・SUZURIなどがあります。
ASPカートとECモールの違い
つまりBASEはカート型ネットショップとモール型ネットショップのハイブリッドなんです!!
登録した商品は自動的にBASEショッピングモールにも表示されるので、集客面でも力になってくれます。
集客面に不安がある人にもおすすめです。
BASE(ベイス)のデメリット
メリットをお話ししましたが、残念ながらBASE(ベイス)のデメリットももちろんあります。
逆にこれから紹介するデメリットを補ったサービスがSTORESになるので、デメリットがこれからオープンさせるネットショップにとってネックになる場合は、STORESがおすすめです。
もちろんBASEのメリットはSTORESにはないので、自分にとって1番優先すべき判断基準で考えてみてください。
判断基準ごとにどちらがオススメかガッツリまとめた記事もあるので、BASEかSTORESかで迷っている人は、こちらの記事をご覧ください。
BASEのデメリット
- 50万円以上の売上がないと手数料は高い
- 実店舗やイベント出店を目指す人には不向き
- 無料の価格設定ができない
50万円以上の売上がないと手数料は高い
無料プランを使った場合、BASE(ベイス)の手数料は決算手数料3.6%〜+¥40。そこに更にサービス利用料が3%加わります。
STORESの手数料が5.5%なのでBASEの方が一見安く見えるんですが、『+40円』と『サービス利用料3%』というのが厄介。
実際にかかる手数料を計算してみるとこんな感じになります。
同じ値段の商品を販売しても、これだけ手数料に差が出ます。
無料プランだと間違いなくSTORESの手数料最安値。
ですが、有料プランになると一気に逆転します。
STORESの手数料が3.6%なのに対してBASEの手数料は2.9%〜。更に厄介だった『+40円』と『サービス利用料3%』がなくなります。
有料プランの手数料比較表
サービス | 手数料 | 利用料 |
---|---|---|
BASE(グロース) | 2.9%〜 | 月額19,980円 ※ |
STORES(スタンダード) | 3.6% | 月額3,480円 |
※ 2024年1月16日からグロースプランが5,980円から19,980円に値上げされました。
1ヶ月に50万円以上の売上が出せるようになれば、BASEが手数料最安値に変わるんです。
実店舗やイベント出店を目指す人には不向き
ネットショップをはじめて少し経つと
イベント出店してみたいな……
という気持ちが芽生えました。
そんな時にBASE(ベイス)だと、『スマレジ』という拡張機能(Apps)を使って対応します。
できなくはないんですが不便です。
まずはじめにスマレジ自体がBASEが運営している会社ではないので、ネットショップサービスとは別にスマレジの月額料が発生します。
更にPOSレジだけなので、イベントや店舗での決済方法が現金のみになってします。
STORESでネットショップをはじめた場合、POSレジ機能と決済機能(クレジットカードや電子マネー)を丸っと使えるので、イベント出店も楽々。
イベント出店や店舗も一緒に考えている人はSTORESがおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
無料の価格設定ができない
BASE(ベイス)は価格設定の最低額が50円となっています。
私の場合、デジタルコンテンツのダウンロード販売もしているので、無料配布ができないのは結構デメリットでした。
ダウンロード販売は、どうしても買うまでのハードルが高いので、少しでも使い勝手を試してもらえるよう、無料配布できる機会はとても大切。
BASEはできないので、無料配布置き場としてSTORESを並行して使っています。
さいごに
ネットショップサービスは色々とありますが、それぞれ個性があります。
BASE(ベイス)はスモールスタートに最適!!
在庫を抱えなくてもいいシステムがあることで、お店を持つハードルを一気に下げてくれます。
そしてお店をしっかり育てていくことで、手数料も業界最安値で使えるようになります。
スモールスタートでネットショップをオープンしたい人は、ぜひBASEでお店を始めてみてください!!
BASEとSTORESの違い、自分に向いているサービスがどちらなのかもっと探りたい人は、こちらの記事も読んでみてください。
-fin-