ネットショップを開業するのに必要なものを紹介
ネットショップて売るものは準備できたんだけど、これでもう販売始めて良いよね?
今手元にあるのは販売する商品だけ?他にちゃんと用意してる?
そうだけど……あと何かいるの?
商品を売るお店のサイトとか、梱包資材とか、同封するものとか……
……用意してないや。
ネットショップを開業する時、販売する商品だけが手元にあるだけでは、お店として成り立ちません。
お店になるサイト、商品を包む梱包資材、その他もろもろ細かいもの……。
そういった商品以外のものが揃っていないと、いざ注文が来た時にスムーズに発送できず、お客さまを待たせてしまいます。
『待たされた=不満』といった評価を持たれてしまうので、リピーターになってくれることはないでしょう。
商いでリピーターの存在はとても大きいです。
お客さまに満足してもらうためにも、必要なものをしっかり揃えてから、ネットショップを開業させましょう。
この記事では、無いと困る必須なものはもちろん、あると便利なものを網羅して紹介していきます。
- ネットショップの開業に必要なものが知りたい人
- あると便利なものも知りたい人
ネットショップ開業初心者さんに向けて、0からお店を軌道に乗せるまでのロードマップを記事にしています。
全体の流れを把握したい人は、こちらの記事をご覧ください。
ネットショップ開業に必要なもの
まずはネットショップを開業する時にないと困る、必要なものを紹介します。
開業するのに必要なもの
- ものを販売するためのサイト
- 発送する時に使う梱包資材
- 事務作業に欠かせないパソコン
- 納品書・宛名などの印刷に使うプリンター
- 手書きでは苦労する宛名シール
- 商品撮影用のカメラ
- 電子帳簿保存法に対応した会計ソフト
- 気持ちを伝えるTHANKSレター
ものを販売するためのサイト
場所が無ければものを販売することはできません。商品を販売するためのサイトを作るのは必須です。
ネットショップ開業初心者にオススメのサービスはSTORES(ストアーズ)。
初期費用が0円で無料で始められ、無料会員として使う場合、他の同サービスの中で手数料が最安値なので、ネットショップ開業初心者の強い味方です。
さらに、ネットから飛び出しイベント出店や実店舗も持ちたくなった時に必要な決済サービスと店舗とネットショップを連携させるレジサービスも備わっているので、選択肢が広がります。
STORESをオススメしましたが、やりたいことによって自分に合ったサービスは変わってきます。
自分に合ったサービスを選ぶためにも、こちらの記事でネットショップサービスを比較していますので、確認してみてください。
発送する時に使う梱包資材
ネットショップでオーダーが届いたら、発送をしなくてはいけません。
発送する時に必ず必要になるのが梱包資材。
昨日Amazonからダンボールで届いたから、このダンボールを使おう!!
なんてことは、フリマアプリで商品が売れた時とは訳が違うので絶対にしてはけません。
お店の信用に関わります。
私は資材調達にダンボールワンを使っています。
ダンボールワンは種類やサイズが豊富で、価格も安いので重宝しています。
実際に使っている資材
- 商品サイズに合ったダンボールやメール便ケース
- 商品の素材に合わせた緩衝材
- ラッピングのために薄葉紙
- 商品を個別に梱包するOPP袋
- 封を閉じるクラフトテープ
事務作業に欠かせないパソコン
STORES(ストアーズ)のようなネットショップサービスは、スマートフォンからも使うことはできます。
ですが、梱包・発送などの過程の中ででてくる事務作業をスマートフォンで行うのは一苦労。
使う用途が事務作業だけなのであれば、スペックの高いパソコンは必要ないので低価格パソコンや中古品でも十分です。
私はネットショップのデザイン周りも自分で作っているので、デザインソフトに対応できるスペックのパソコンを使っています。
納品書・宛名などの印刷に使うプリンター
プリンターはネットショップ運営をはじめたことで使用頻度がグッと増えました。
最近では地球環境保護やお客さまの個人情報保護の観点から、納品書を商品と一緒に送らない傾向にありますが、納品書以外でも使うタイミングが多いです。
プリンターが必要になるタイミング
- 納品書
- 出荷伝票
- 宛名の印刷
- THANKSレター
- ショップカード
- 同封するチラシ
- 経理書類
……etc
ショップカードやチラシなど印刷所に頼む場合もありますが、最初の頃は部数も多くはないので、家にプリンターがあると重宝します。
ちなみに、私が使っているのはCanonのG6030。
特大容量のギガタンクのおかげで、インクの補充回数が少なく済んでいます。
手書きでは苦労する宛名シール
宛名を手書きで書くのは大変。
送り先住所を間違えてしまう可能性も上がってしまいます。
パソコンとプリンターと宛名シールを使うことで、お客さまからいただいた注文情報から簡単に宛名シールが作れるので、ミスの可能性もグッと下がり時短にもなります。
送り方によって宛名シースのサイズは変わりますが、私はクリックポスト用に4面シール、他の宛名用に24面シールを使っています。
商品撮影用のカメラ
商品画像はネットショップの顔です。
商品を買うか・買わないかを選ぶ材料の大部分を占めているので、綺麗に撮る必要があります。
最近のスマホはカメラ機能が高いので、改めてカメラを買う必要はありませんが、より良い商品画像を撮りたい人は検討してみても良いかもしれません。
新しくカメラを買う前に、試して欲しいのがカメラよりも周辺機材。
すでに持っているスマホで、綺麗に写真を撮るためにできる第一歩として、撮影ボックスや撮影シートがあります。
まずは商品を際立たせるためにできる背景や光から取り組んでみてください。
電子帳簿保存法に対応した会計ソフト
既に個人事業主として毎年確定申告している人は、会計ソフトを使っていますよね。
そうではなく、会社勤めをしながら副業としてネットショップをはじめる人や、脱サラしてネットショップを開業する人は、必ず会計ソフトを導入しましょう。
年間20万円以上の所得があるとき、副業だとしても確定申告が義務になります。
確定申告をしないと無申告加算税や延滞税……悪質な場合は刑事罰のペナルティが課せられます。
必ず確定申告しましょうね。
さらに2024年1月1日の改正電子帳簿保存法により、電子取引データのデータ保存が義務化されました。
つまり、対応できなければ罰則があります。
電子帳簿保存法に対応するためにも、会計ソフトの導入をおすすめします。
気持ちを伝えるTHANKSレター
THANKSレターって必須なの?
どちらかと言うと便利なものに分類されるんじゃ……?
と思う人も多くいるかと思いますが、私は断然必須なものだと考えます。
ネットショップはSNSと違い、お客さんとのコミュニケーションが取りにくいものです。そんな中、お店を好きになってもらう努力をしなければリピーターは増えません。
取り扱う商品が魅力的なのも大切ですが、丁寧にお客さまの手に届けることも大切です。
A5サイズでも名刺サイズでも良いので、手に取ってくれたことへの感謝、使ってくれるお客さまのことを想って、1枚THANKSレターを用意してみてはいかがでしょうか?
ネットショップ開業にあると便利なもの
ここからは、必ずではないけどあると便利なものを紹介していきます。
開業するのにあると便利なもの
- 送料の決め手になる厚さや長さを測定するもの
- すぐに使えるクラフトテープカッター
- 商品を綺麗に撮るための撮影機材
- 要所要所で役立つデザイン編集ソフト
- 宛名印刷用の感熱ラベルプリンター
- 頻度は少ないですが求められる領収書
- お店の情報を知らせるショップカードやチラシ
商品を綺麗に撮るための撮影機材
必要なものでも触れましたが、商品画像はネットショップの顔です。
商品を買うか・買わないかを選ぶ材料の大部分を占めているので、綺麗に撮る必要があります。
カメラの性能で言えば、スマートフォンで十分かもしれませんが、光や背景などは工夫が必要です。
写真は凝り出したらキリがありません。
ストロボやレフ板など、機材はいくらでも欲しくなります。
ですがどれも高い。
お店として一定のレベルを目指したいけどそこまで予算がない人は、撮影ボックスや撮影シートはオススメです。
撮影ボックスは天気に左右されず一定の光の環境で撮影ができるので、お店に並ぶ写真の雰囲気も揃えることができます。
撮影シートには、単色のものから大理石や木目……といろんなパターンがあるので、商品を引き立たせてくれます。
上手に撮影するポイントがまとめてある本もあります。
こちらの本が初心者向けにわかりやすくコツを紹介しているのでオススメです!!
要所要所で役立つデザイン編集ソフト
ワードやエクセルを使ってデザインをするのはやはり限界があります。
そんな時に役立つのがデザイン編集ソフト。
デザインがしっかりしていると、お客さまは安心します。
ですが、プロに頼むにはお金がかかります。
予算がない場合は、自分でどうにかするしかありません。
デザインの経験がない人にとっては大変ではありますが、デザインが必要になってくる場面が必ずきます。
プロに任せるために予算を組むか、自分で使えるようになるかは吟味する必要がありますね。
デザイン編集ソフトが役立つ場面
- ネットショップ内のバナー制作
- ショップカード作り
- 梱包時に一緒に入れるチラシ
- 商品のパッケージ
- オリジナルグッズ制作
……etc
ヒューマンアカデミー(旧:たのまな)のAdobeベーシック講座は、ソフトの使い方講座とソフトがセットになったものなので、デザイン編集ソフトを初めて使う人にオススメです!!
何よりアカデミック版なので学割で半額近く安くなります。
感熱ラベルプリンター
意外と使い勝手が良いのが感熱ラベルプリンター。
宛名シールでも十分便利なんですが、注文件数が増えてくると感熱ラベルプリンターの方が更に便利です。
購入するのであれば、小さいものではなくいろんな用途に使えるA6サイズ対応がオススメです。
感熱プリンターが役立つ場面
- 発送用の宛名印刷
- 商品ラベル
- 商品に貼る値札
- ショップのロゴシール
……etc
頻度は少ないですが求められる領収書
必要になるタイミングはそこまで多くはありませんが、いざ求められた時に便利な領収書。
お店の情報を知らせるショップカードやチラシ
ネットショップでは、お客さまとのコミュニケーションが事務的で希薄になりがち。
こちらからアプローチできるのは、商品を送ったタイミングです。
そのタイミングを有意義なものにするために、ショップカードやチラシはとても有効です。
少しでもお店のことを知ってもらうために、情報を更新しているSNSを記載したショップカードや、新しい商品や情報をまとめたチラシを作り同梱することで、お客さまに情報を届けることができます。
さいごに
ネットショップを開業する時、販売する商品だけではお店として営業はできません。
お店になるサイト、商品を包む梱包資材、その他もろもろ細かいもの……。
そういった商品以外のものをしかっり準備して、お店をオープンさせましょう。
この記事では、ネットショップ開業に必要なものを紹介しましたが、ネットショップ開業初心者さんに向けて、0からお店を軌道に乗せるまでのロードマップを記事にしています。
全体の流れを把握したい人は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
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