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SUZURIで売れてる人ってどんな人?売れない5つの理由と改善策

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SUZURI(スズリ)に登録してみたんだけど……

在庫を抱えないでグッズが販売できるSUZURIは本当クリエイターに優しいネットショップサービスだよね!!

すごい素敵なサービスだと思ったんだけど……全ッ然売れないんだよね……。1個も……。

あら!! せっかく良いサービスでも売れなきゃ創作時間が作り出せなくなっちゃうね……。

SUZURI(スズリ)は自分でデザインしたものや撮影したものを使って、オリジナルグッズを手軽に製作・販売できる便利なサービスです。

グッズを作る時、躊躇してしまう理由に初期費用や在庫を抱えるリスクがあります。
そのハードルがなくなるサービスがSUZURIです。

そんなSUZURIですが、「売れない」という声をよく聞くので、実際に1ヶ月使って研究してみました。

売れない理由と売れる人になるための改善策をまとめてみたので、クリエイター活動に役立ててみてください。

この記事はこんな人にオススメ
  • 1ヶ月のリアルな売上が知りたい人
  • SUZURIに登録したけどグッズが売れない人
  • SUZURIで売れている人がしている施策が知りたい人
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1ヶ月SUZURIで作ったグッズを販売した結果

2022年10月に1ヶ月間試験的にSUZURI(スズリ)で販売をしてみました。

SNSなどで一定数ファンがいる人と、SNSを使ってきていない人とでは宣伝力が違ってくるので、今回はSNSの利用は一切せず、普段の活動で使っている名前も使わないまっさらなアカウントで実験しています。

SUZURIで販売した時の条件と行動

  • 誰も自分を知らない状態でスタート
  • SNSは使わない
  • トリブンは800円
  • 1ヶ月の間に新しいアイテムは3回追加

結果は1ヶ月で売上が12,402円で、トリブンは4,000円。
1件のトリブンは800円に設定していたので、1ヶ月で5件。

この数字を見ると、ネットショップ運営をしている身としては売れにくい状態だな……と思ってしまったのが正直なところです。

なにより自分のネットショップとして位置付けするには、販売価格が高くなってしまい売るのが大変でした……。

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SUZURIで作ったグッズが売れない理由

suzuri

1ヶ月実験してみて、SUZURI(スズリ)でグッズが売れにくい理由を考えてみました。

グッズが売れない理由

  • 受注販売のため原価が高く販売価格も割高になる。
  • 競合が多く埋もれてしまう。
  • こだわりやストーリー性に欠ける。
  • SUZURIで作れるもの以外がショップに置けない。
  • 放置していても買われると思っている。

受注販売のため原価が高く販売価格も割高になる

SUZURIでの販売は、確かにクリエイターに優しいですが受注販売なので原価が高くなります。

どんなアイテムもそうですが、たくさん印刷すればするほど原価は安くなります。そのため受注販売は1つずつの印刷なので原価はMAX。

さらにSUZURIでは発送までしてくれているので、決して価格設定が高いわけではありません。
いろんな雑費や手数料も含まれているからこその価格です。

原価が高くなると、自然と販売するクリエイター側の販売価格も高くなります。
実際どれくらい割高になるか人気の高いTシャツで比較してみましょう。

Tシャツの販売比較表

販売価格は3,500円と仮定します

比較項目SUZURI某印刷会社
素材綿100%綿100%
厚さ5.6オンス5.6オンス
原価2,794円〜1,780円〜
雑費 ※10円 ※260円 ※3
販売利益706円1,660円
利益率20.1%47.4%

※1 販売手数料や梱包資材。
※2 SUZURIの販売手数料は、ダウンロード製品のみ5.6%+22円。
※3 販売手数料10%の35円、梱包資材25円として計算。

今回販売価格を3,500円と仮定して比較表を作りましたが、販売利益を706円に設定した場合、SUZURIでは3,500円、某印刷会社を利用した場合は、2,600円で販売できるんです。

販売価格が高いとなると、よっぽど気に入ったか、ファンでない限り「買おう!!」とはなりませんよね。

競合が多く埋もれてしまう

SUZURI(スズリ)は1つの大きなECサイトの中に、多くのショップがそれぞれ出店しているECモールです。

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そのため、たくさんのクリエイターさんが登録しています。

数万人、数十万人とファンがいるクリエイターさんや、テレビでも大人気のよしもと芸人さんのオフィシャルショップもあります。

BASE(ベイス)STORES(ストアーズ)のように、自社ECとして作るネットショップに比べ集客は強いですが、それはあくまで目立てた人に限って……というのが正直なところかと。

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そんな競合たちとお客さんの争奪戦を繰り広げなければいけません!!

こだわりやストーリー性に欠ける

SUZURI(スズリ)で取り扱っているアイテムはとても多いです。

スマホケースをはじめ、Tシャツなどのアパレル製品、他にもバッグ、日用品、文具なんかもあります。

作れるものをもっと詳しく知りたい人は、こちらの記事をご覧ください。

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確かにたくさんのアイテムがあります。
それに、画像を1枚アップロードするだけで、簡単にグッズが作れてしまう。

その代わり、1つの商品が生まれるまでのこだわりやストーリーが欠けてしまうんです。

どんな経緯で生まれた商品なのか。
不便や悩みを軽くできる役立てるものに。
手に取った人を笑顔にできるように。

全ての商品にこだわりやストーリーが必要なわけではありません。

ですが、オリジナルアイテムを置く自分のショップであれば、1つはショップの顔になるこだわりを持ったアイテムは用意したいところですよね。

こだわりやストーリーがあるからこそ、「買いたい」「使ってみたい」という想いが強くなります!!

SUZURIで作れるもの以外がショップに置けない

SUZURI(スズリ)では、SUZURIで取り扱っているアイテムしかショップに並べることができません。

SUZURIで作れるアイテム数は多いですが、自分が作りたいと思ったものが必ずあるとは限りません。

その場合は他の工場やサービスに依頼し作ってもらうのですが、そうやって作ったものをSUZURIに置くことができません。

そうなるとショップに個性や幅を持たせるのが難しくなります。

品数が少なかったり、個性が弱いショップは存在が弱くなってしまいます。

放置していても買われると思っている

SUZURI(スズリ)に限らず、他のネットショップサービスでも同じですが、放置していて勝手にお金が入ることはありません。

更新を止めてしまえば、新着にあがらず人目に触れることはありません。
人目に触れなければ、もちろん買われることもありませんよね。

常にメンテナンスが必要です!!

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SUZURIで売れてる人がやっていること

ここからは、SUZURI(スズリ)で売れてる人がどんなことをしているか紹介していきます。

売れる人になるための対策

  • トリブンの取りすぎに注意している。
  • ピックアップや特集を意識している。
  • SUZURIと並行してもう1つお店を開いている。
  • ファン作りや宣伝もしっかりしている。

トリブンの取りすぎに注意している

SUZURI(スズリ)は他のネットショップサービスと違い、『トリブン』という独自の決済方法を用いています。

全てのアイテムに原価が設定してあり、販売価格は自身でトリブンを上乗せします。
この上乗せしたトリブンが、アイテムが売れたときにもらえるお金になります。

トリブンは0円から最大5,000円まで設定することができます。

原価は自分で印刷所を探してアイテムを作るより割高になっています。

ですので、自分で作った時の販売利益と同じだけSUZURIでも利益を求めてしまうと、商品の価格が高くなりすぎてしまい売れません。

SUZURIで人気のショップは、利益は活動のために確かに欲しいけど、欲張っていない印象があります。

ピックアップや特集を意識している

SUZURI

SUZURI(スズリ)では運営にピックアップされることがとても重要。

たくさんの競合がひしめき合う中、サイトのトップページに表示されるピックアップや特集は、人目に触れるので知名度をを上げてくれます。

ピックアップは、SUZURIのスタッフが手動で選んでいます。

そのほとんどが、新しくアップロードされたデザインの中から選んでいるので、定期的に新しい商品をリリースする必要があります。

ピックアップされるためにできること

  • 定期的にNEWアイテムをリリースする。
  • SUZURIで取り扱うグッズに新しいものが出たら、すぐに自分のショップでもグッズを作る。
  • SUZURIの企画に参加する。

SUZURIと並行してもう1つお店を開いている

SUZURI(スズリ)はとても便利ではありますが、ネットショップとしては機能が少なく、心許ないところがあります。

SUZURIで作れるもの以外をショップに置けなかったり、顧客管理もできないのでメルマガのような情報発信もできません。

お客さんとのコミュニケーションが難しいので、お店の深いファンにはなってもいずらく、何か大切なお知らせがあっても届けることができないんですよね。

これを解決するには、やはり並行してもう1つお店を開くのが現実的かと思います。

ネットショップサービスを1つしか使っちゃいけないという決まりはないので、自分だけのお店として、しっかり1つお店を作っておくことはオススメ。

BASE(ベイス)STORES(ストアーズ)を使えば、トップページにSUZURIへの誘導バナーも設置できますし、SUZURI側にももう1つのショップのURLを載せることができるので、相乗効果も狙えます!!

お店を大きくしていきたい気持ちがある人は、イベント出店なども視野に入れた方が良いので、STORESがオススメ。

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ファン作りや宣伝もしっかりしている

SUZURI(スズリ)はネットショップではあるんですが、イラストレーターさんが多いこともあり、ファン用の公式グッズ販売所のように感じます。

そのため、SUZURIのショップを収入の柱としてしっかり育てたい場合は、ファンがいることがとても大切。

そのため、SUZURIで売れている人はSNSも頑張っていますし、新しい作品やラフ、息抜きに作ったものをSNSでコツコツ発信しています。

SUZURIで行われるTシャツセールの時も、しっかり自分で宣伝をしているのをよく見かけます。

地道な発信をコツコツと続けているからこそファンがついて、グッズを買って応援したい!!っていう人が増えていくんですね!!

さいごに

SUZURI(スズリ)は自分でデザインしたものや撮影したものを使って、オリジナルグッズを手軽に製作・販売できる便利なサービスです。

ですが、競合がたくさんいるECモールなので、どうしても知名度や宣伝力が大きい人向きのサービスとなってしまっています。

気軽にオリジナルグッズを作ってみる

受注生産で在庫を持たなくても大丈夫なネットショップ運営をしたい人は、SUZURI(スズリ)よりもBASE(ベイス)がオススメ。

BASEはSUZURIと似たように受注販売もできますし、通常販売もできるので原画を販売したい時やSUZURI以外で作ったものの販売もできます。

1つのショップに絞る必要はないので、支店を持つ気持ちで用途に合わせて使ってみましょう。

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