minneとCreemaの違い!!運営してわかった向き・不向きを徹底解説


ハンドメイドをはじめたから販売してみようと思うんだけど、minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)の違いがわからなくて……
ハンドメイドマーケットプレイスの2大巨頭、minneとCreema。
似ているように見えて実際に使ってみるとそれぞれ個性がありました。
自分の販売したいアイテムの特徴に合った場所に出店することで、売上は上がっていきます。
売上がしっかりたつことで、ハンドメイドの活動に集中できますしね!!
この記事を通してminneとCreemaの違いを理解して、ぜひ自分に合ったフィールドを選んでみてください。
minneとCreemaの違い
minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)はどちらもハンドメイドに特化したネットショップです。
それぞれの個性をまずは知っていきましょう!!
基本の情報
まずは基本的なサービスの概要と初期費用や手数料の違いについて。
基本部分では手数料の違いがあります。
基本情報比較表
比較項目 | minne | Creema |
---|---|---|
ビジネスモデル | CtoC(一部BtoC) | CtoC(一部BtoC) |
年齢制限 | 制限なし | 満18歳以上 |
初期費用 | 0円 | 0円 |
月額利用料 | 0円 | 0円 |
販売手数料 | 10.56% ※1 | 11% ※2※3 |
振込手数料 | 220円 | 55円〜275円 ※4 |
入金サイクル | 月末締めの翌月末 ※5 | 申請後の翌月末 |
※1 送料も含みます。
※2 台湾・香港サイトで売買が成立した場合一取引あたりの42円決済手数料が発生します。
※3 フードの売買が成立した場合15.4%、台湾・香港サイトで売買が成立した場合決済総額の21%。
※4 PayPay銀行は一律55円。それ以外は合計金額が30,000円未満の場合176円、合計金額が30,000円以上の場合275円。
※5 FREENANCEを使うことで最短即日にもできる。
数字的に見れば、minne(ミンネ)の方が若干安く感じますが、送料も含めた手数料なのでCreema(クリーマ)の方が実際はお得なんですよね。
これはあくまで国内での販売の話です。
台湾・香港サイトで売買が成立した場合、Creemaの手数料は1件あたり42円の手数料が別途発生するのでご注意ください。
正直手数料だけ見れば、すごい差があるわけでもないので、まだ決定打に欠けます。
やはり基本的な部分ではそこまで差がないと言えます。
あまり気にしない人が多いかもしれませんが、入金サイクルで便利なものがあるので一応。
minneの入金サイクルは通常月末締めの翌月末払いですが、minneの運営元のGMOペパボ株式会社の別事業・FREENANCE(フリーナンス)を利用することで、最短即日入金ができます。

来月もう少しハンドメイド作品を作っておきたいのに、振り込みがまだ先だから材料の仕入れが難しいな……
なんて時に前もって売上を手にすることができるんです!!

作品・作者の熟練度の違い
minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)の1番の違いは、作品・作者の熟練度の違いにあります。
minneはどちらかというとハンドメイド歴の浅いアマチュアが多く、Creemaはプロやセミプロが多い印象です。
それぞれのサイトで販売されている、商品画像を見比べてみるとよくわかります。
minneの方は商品画像の写真にこだわりがないものが多く、光の入り方や背景・小物などの使い方が甘いものが多いです。
一方Creemaの方は、企業のECサイトさながらの商品画像を載せているお店が多く存在します。
作る作品はもちろんですが、お店の顔になる商品画像などの作品以外の場所に目を向けられるようになるには、作者自身の時間的・金銭的に余裕がなければできません。
デザインや写真を元々仕事としていた人であれば、商品画像のクオリティは上げられます。
ですが、そうでない人が作品以外のところのクオリティを上げるには、自分で勉強して知識を身につけ機材を揃えるか、プロに依頼するしかありません。
そういったクオリティの差が細かいところに出てしまう分、自分の練度がどのあたりにいるのかの判断は売上に直結するので大切になってきます。
作品の熟練度が低い状態でプロやセミプロが多いCreemaにお店を出すと、作品が埋もれて行ってしまいます。
だからこそハンドメイド歴が浅い人は、まずminneでお店を出してみてください。

市場規模の違い
市場規模とはマーケットの大きさのこと。
年間どれくらいの人が利用しているのか、どれくらいの作家さんがいるのか、どれくらいのお金の動きがあるのか……。
自分がお店を出そうとしている場所の盛り上げりはしっかりと知っておきましょう!!
今回はネットショップですが、自分が実店舗を出す時を想像してみてください。
お店を出すために物件を契約する時、その物件周辺の人通りの多さや周辺のお店の種類や物価など色々リサーチするはずです。
市場規模の比較表からわかることは、minne(ミンネ)の参入しやすさと、Creema(クリーマ)の販売商品の単価の高さ。
作家・ブランドの数はminneがCreemaの3倍以上。それ以外の数字はこれと言った差はありません。
minneがいかにハンドメイド歴が浅い人でも、自分のお店を持つ挑戦がしやすい環境なのかわかります。
それに対してCreemaですが、作家・ブランドの数がminneの1/3にも関わらず、流通額の数字はあまり変わりません。
これは、Creemaで販売されている商品の単価が高いということ。
単価が高いのは、やはり品物のクオリティーやブランド力が高いからこそ成せる技。
そうなってくると、ハンドメイド歴が浅い人にとってはハードルが高くなります。
自分の作る作品にしっかりと自信を持ち、クオリティの高いものを届けられる人は、絶対Creemaでお店を出すことをオススメします!!
気負いせずに自分のお店を持つことに挑戦したい人は、minneがオススメ!!

それぞれの向き・不向き
minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)の違いを紹介してきました。
それらを踏まえて、それぞれの向き・不向きをまとめました。
自分のショップをどこでオープンさせるのか、ぜひ参考にしてみてください。
minneに向いている人
- ハンドメイド歴がまだ浅い人
- 初めて自分のお店を持つ人
Creemaに向いている人
- クオリティーが高い作品を作っている自負がある人
- 作品以外の画像や対応など細部までこだわる余裕がある人
- ネットショップの運営にある程度慣れている人
さいごに
minne(ミンネ)とCreema(クリーマ)はどちらもモール型のネットショップです。
大きなショッピングモールに自分のお店を出す間借りのような状態。
間借りをさせてもらうので、手数料が高くなります。
モール型と並行して育てていきたいのが自分だけのショップ。カート型のネットショップです。
集客はモール型のネットショップに比べて難しいですが、自分の個性を出せるのでお店のファンがつきやすくなります。
無料で作れるネットショップサービスには、BASE(ベイス)やSTORES(ストアーズ)があります。
商品画像や商品説明などモール型のネットショップと同じものを使うことができるので、せっかくネットショップを始めるのであれば、モール型とカート型の両方を上手に活用してみましょう。
ハンドメイド作家はイベント出店の機会も多いです。
イベント出店も視野に入れている人は、断然STORESがおすすめ。

まずはネットショップの開業から軌道に乗せるまでの全体像を掴みたい人は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

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