YouTubeの収益化条件と、条件をクリアするまでにやったこと
YouTube始めたんだけど、いつになったらお金もらえるようになるの?
YouTubeの収益化には条件があるんだよ!!
YouTubeを収益化するためにはYouTube側から提示されている条件があります。
その条件をクリアしなければ、収益化は始まりません。
この記事では、YouTubeを収益化するための条件と、条件をクリアするまでに実際に私がやってきたことを紹介します。
さらに、私はYouTubeの収益化がスタートする前から別の収益化ができていたのでそのお話もしていきます。
- YouTubeの収益方法を知りたい人
- YouTubeの収益化条件が知りたい人
- 収益化までにやるべきことを知りたい人
- 条件を満たす以外に収益化する方法を知りたい人
よかったらチャンネル登録よろしくお願いします!!
YouTubeパートナープログラムで収益を得る方法
YouTubeのパートナープログラムで収益を得る方法は主に3つあります。
まずは、収益の方法を紹介します。
YouTubeの収益方法
- 広告収益
- ギフティング(投げ銭)
- チャンネルメンバーシップ
広告収益
YouTuberの収益といえば『広告収入』ですよね。
動画の途中に入っている広告を視聴者が観ることで、クリエイターに収益が入る仕組みです。
再生される地域や流された広告によって単価は変わりますが、1再生あたり0.4円〜0.6円と言われています。
ギフティング(投げ銭)
『Super Chat』と『Super Stickers』と言った、ギフティング(投げ銭)機能もYouTubeパートナープログラムによる収益化の1つ。。
ゲーム配信者のライブ配信でよく見かけますよね。
視聴者自身が料金を支払ってギフティングすることで、チャットやストリーム内で自分のメッセージを目立たせることができます。
この機能は広告収入の条件をクリアすれば使うことができますが、自分を応援してくれるファンがいなければ成り立たない収益方法です。
チャンネルメンバーシップ
『チャンネルメンバーシップ』は視聴者が定期的に月額料金を支払うことで、クリエイターが提供する特典を獲得できるシステムです。
個人が運営するサブスクリプションです。
『チャンネルメンバーシップ』も『Super Chat』と『Super Stickers』同様、応援してくれるファンがいないと成り立たない収益方法です。
YouTubeの収益化条件
2023年8月にYouTubeの収益化条件が変更され二段構えになりました。
第一段階は条件が甘くなりますが、広告から収益は発生せず、メンバーシップとスーパーチャットのみ。
第二段階が今までの条件となり、広告から収益が発生するようになります。
第一段階の収益化条件
- 18歳以上(18歳未満は保護者の対応が必要)
- ガイドラインに添ったコンテンツを作っている
- 直近90日間にアップロードした動画が3本以上
- チャンネル登録者数500人
- 1年間の総再生時間3000時間以上、またはショート動画の総視聴回数が直近90日間で300万回以上
第二の収益化条件
- 18歳以上(18歳未満は保護者の対応が必要)
- ガイドラインに添ったコンテンツを作っている
- チャンネル登録者数1000人
- 1年間の総再生時間4000時間以上、またはショート動画の総視聴回数が直近90日間で1,000万回以上
第一・第二段階共通の収益化条件
第一・第二段階共通の収益化条件です。
YouTubeで収益化するには、必ずクリアしていなければいけない最低限の条件になっています。
18歳以上(18歳未満は保護者の対応が必要)
年齢に関しては法律上の問題なので、18歳未満の人は収益化は1人の力ではできません。
18歳未満の人は保護者が代わりに手続きをする必要必要があります。
YouTubeの広告収入は『GoogleのAdSense』を経由して支払われるので、保護者と話し合い、保護者名義のGoogleAdSenseアカウントを作ってもらいましょう。
ガイドラインに添ったコンテンツを作っている
ガイドラインは、YouTubeに動画をアップする以上守らなければいけないルールです。
このルールを守らなかった場合、該当する動画の削除・アカウントの凍結が起こります。
ガイドラインは、動画やライブ配信・サムネイル・タイトル・説明・タグなどの、全ての要素に適用されます。
ガイドライン
- 不適切な表現が含まれた動画
- 暴力的な動画
- アダルトコンテンツ
- 有害または危険な行為
- 差別的なコンテンツ
- 炎上目的、侮辱的なもの
- 危険ドラッグや薬物に関連するコンテンツ
- タバコに関連するコンテンツ
- 銃器に関連するコンテンツ
- 物議を醸す問題やデリケートな事象
- ファミリーコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
- 著作権で保護された素材を使っている動画
※詳しいガイドラインはコチラをご覧ください。
第一段階の収益化条件
第一段階だけでは広告による収益は発生しませんが、メンバーシップやスーパーチャットライブが導入できるのは嬉しい。
ゲームや雑談など、ライブ配信をする人にとったら収益化条件のハードルが低くなったことで、活動のモチベーションが上がりますね!!
第一段階の収益化条件
- 18歳以上(18歳未満は保護者の対応が必要)
- ガイドラインに添ったコンテンツを作っている
- 直近90日間にアップロードした動画が3本以上
- チャンネル登録者数500人
- 1年間の総再生時間3000時間以上、またはショート動画の総視聴回数が直近90日間で300万回以上
チャンネル登録者数500人
第一段階の条件は500人。第二段階の半分。
いくらハードルが低くなったからといって、チャンネル登録者数500人も簡単なものではありません。
自分のことを知らない人500人ですからね!!
コツコツと動画を更新していきましょう。
総再生時間3000時間またはショート動画の総視聴回数300万回
次に必要になってくる条件が、YouTube上にアップされた動画たちの総再生時間が1年間で4000時間または、ショート動画の総視聴回数が直近90日間で1000万回。
第二段階の収益化条件
第二段階の収益化条件は条件が変更される前と変わりません。
この条件をクリアすることで、広告収入が入るようになるので頑張って目指していきましょう。
第二の収益化条件
- 18歳以上(18歳未満は保護者の対応が必要)
- ガイドラインに添ったコンテンツを作っている
- チャンネル登録者数1000人
- 1年間の総再生時間4000時間以上、またはショート動画の総視聴回数が直近90日間で1000万回以上
チャンネル登録者数1000人
YouTubeで収益化させるために必要なチャンネル登録者数は1000人です。
人によっては、動画がバズることで数日で達成する人もいるでしょう。
元からSNSで発信していて、ファンがいたことで数日で達成する人もいます。
私は大きなバズが起きた人間でもないし、今までSNSで発信してきた内容と全くかぶらないジャンルのチャンネルをオープンしたので、コツコツ見てくださる人を伸ばしていきました。
総再生時間4000時間またはショート動画の総視聴回数1000万回
お次に必要になってくる条件が、YouTube上にアップされた動画たちの総再生時間が1年間で4000時間または、ショート動画の総視聴回数が直近90日間で1000万回。
4000分じゃありませんよ。
4000時間です。
途方もない時間に感じますが、動画をコツコツとアップすることで本数が増え、それに比例して視聴回数もが伸びていきます。
とにかくコツコツ頑張りましょう。
それにしても、4000時間……日数にしたら約167日。
人の時間をいただくと考えたら、「見てよかったな」「面白かったな」と思ってもらえるような動画を作る意欲に変わります。
YouTubeの収益化までにやった効果があったこと
YouTubeのパートナープログラムから収益をもらうために必要な条件は紹介しました。
条件を全然クリアできてないんだけど、どうすればいいの……?
という人に向けて、ここから先は収益化の条件を満たすために、実際に私がYouTubeチャンネルを運営していて効果があったと感じるものを紹介していきます。
私は、7ヶ月の間に20本の動画をアップして収益化の条件をクリアしました。
収益化までにやったこと
- ジャンルを定める
- 動画をアップする
- チャンネルを整える
- アナリティクスで動画を分析する
- Instagramを始めた
- 声を入れるようにした
ジャンルを定める
ジャンル選定はかなり大切です。
ジャンル選定をする時のポイントは、自分の好きなことや詳しいことで既にそのジャンルのチャンネルがいくつもあり、だけど既存チャンネルのパクリではなく、自分のオリジナリティを少しでも加えることができるものを選ぶのがポイントです。
私の場合、『暮らし』という漠然としたものから始めてしまい迷子になりました。
手帳のことを動画にしたり、掃除のことを動画にしたり、フリーランスのことを動画にしたり、Photoshopのおすすめの使い方を動画にしたり……。
本当にバラバラ……。
最終的にアップしていた中で一番自分が楽しんで更新できた、手帳や文房具のことに特化することにしました。
それに伴って、手帳以外の動画4本を削除。
その結果、チャンネル登録者数はグッと伸びました。
発信する自分自身によっぽどのファンがいない限り、やっぱり1チャンネルに1ジャンルがベストですね。
ジャンルを広げたい場合はサブチャンネルを作るのがベスト!!
動画をアップする
毎日投稿やコンスタントに決まった曜日・時間に動画をアップできるにこしたことはありません。
ですが、私は週に1回……下手したら月に1本アップできれば良いほど、亀のような歩みでした。
更新頻度は少なかったですが、この半年間辞めなかったことで約7ヶ月で収益化の条件をクリアしました。
辞めずに続けることが何より大事です。
機材や構成にめちゃくちゃ悩んで、中々1本目の動画をアップできない人がいますが、そんなの後で良いです!!
どうせ最初はみんな下手なんです!!!!
何本も作っていくことで上手くなるので、まずは動画をアップしてください。動画をアップしないと始まりません。
機材を良くすれば良い動画になっていくでしょう。
ですが、続けられるかわからないのに(続けるのがとにかく大変!!)、機材にお金をかけると……大変です!!
私は手軽に始められるように、スマホから始めました。
ちなみに今は、元々持っていた『FUJIFILM X-T4』と俯瞰で撮るための三脚『Neewerカメラ三脚』を使っています。
チャンネルを整える
私が整えたのは5箇所。
整える箇所
- わかりやすいチャンネル名
- チャンネルアート
- 概要欄
- 再生リスト
- ホーム画面の並び
わかりやすいチャンネル名
わかりやすいチャンネル名は見てくれる人を迷わせません。
なので、自分の発信したい内容と絡めたチャンネル名にするのがおすすめです。
私が最初に設定したチャンネル名は、『mone/kurashicreate』でした。
自分が運営している暮らしのブログ『kurashicreate』からだったんですが……わかりにくい。
チャンネル名を『mone/楽しい手帳時間』に変更してから、手帳ユーザーさんが見つけてくれるようになりコメントをいただくことが増えました!!
チャンネルアート
チャンネルアートは作るにこしたことはありませんが、写真でも大丈夫です。
なんと言っても、すごく細長いスペースなので……。
写真でも大丈夫ですが、しっかり自分の発信に合った写真にしましょう。
概要欄
概要欄では、自分のチャンネルでどんなことを発信しているのかまとめました。
SNSや連絡先なんかも明記しています。
そして、Amazonのアソシエトプログラムを使う場合は注記が必ず必要です。
Amazonのアソシエトプログラムは、動画内で使っているものをAmazonから取得したリンクを貼って紹介することで、視聴者がリンクからAmazonへ行き購入した時に収益が発生する仕組みになっています。
YouTubeは動画内で流れる広告収入が有名ですが、Amazonアソシエトや自身のショップからの収益は活動の支えになります。
再生リスト
再生リストを作らないと、YouTube上の画面では一覧として表示されます。
一覧で表示されると、視聴者は見たい動画に辿り着けず離脱しがちです。
再生リストは自分のチャンネル内のカテゴリーの役割を果たしてくれるので、リストの作成はぜひやってみてください。
ホーム画面の並び
ホーム画面は、自分でカスタマイズできます。
リストを表示したり、1番見てもらいたい動画を1つピックアップできたりとできるので、整えてみてください。
アナリティクスで動画を分析する
アナリティクスの分析はとても大切です。
週に1回アップできれば万々歳という亀のような歩みの私でも、半年で収益化の条件を達成できたのはこの分析のおかげです。
アナリティクスで分析する項目
- 動画ごとの視聴者維持率
- 視聴者の年齢と性別
- 動画ごとのインプレッション率
視聴者と一緒に楽しめるものを撮るようにした
手帳のジャンルは自分の作業動画が多いんですが、一緒にやってみようと思える動画を意識しだしてから、視聴者さんとの交流が生まれるようになりました。
自己満にならないように見てくれる人を楽しませるエンターテインメント性が大切だと思いました。
サムネイルにこだわった
サムネイルには、人一倍気を使ったと思います。
とにかく自分が作ったものは綺麗じゃないと許せないので、(これでもデザイナーの端くれなんです……)文字がバーーーーンみたいなサムネは1度も出していません。
私の場合、ジャンルが手帳ということもあり、綺麗なサムネイルは好まれました。
と言っても欧文ばかり使って和文を使っていなかったので、見る人によっては外国人と思った人も多いかと思います。
オシャレにしつつちゃんと読めるものに途中から変更しました。
その結果なのかサムネイルを変えた次の日からチャンネル登録者数が増えました。
私はサムネイル作りにPhotoshop、動画の編集にAdobe Premiereを使っています。
Adobeのソフトを使いたい人は、ヒューマンアカデミー(旧:たのまな)を使うことで通常の半分近くの値段で使えるようになります。
正攻法なので、安心して活用してみてください。
安く手に入れる方法はこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてください。
専用のSNSを始めた
手帳のチャンネルを始めて、半年後くらいに始めた手帳専用のInstagramが、思いの外よかったので紹介します。
自分がYouTubeで発信する内容と関係ない発信をしているものだと、あまり意味をなしません。
実際、フリーランスのことを発信しているTwitterで、手帳のことを発信しても、あまり反応はありませんでした。
共通のジャンルだからそこ、SNSからYouTubeへの流入は多くなります。
何より共通の好きなことを話せる仲間ができるので楽しくなります。
声を入れるようにした
自分の声を入れるのが恥ずかしいこともあり、最初の18本は声を入れていませんでした。
ですが、視聴維持率が30〜35%(良いとされているのは40%)と低かったので声を入れることに。
素敵なvlogをあげている人のように、よっぽど素敵な映像が撮れていない限り、声がないことで飽きてしまう人が多いんだと思います。
声を入れて1本目から視聴維持率が50%近くの数字になったので、とても有効な手でした。
2本目も60%近くに……!!
最初に使っていたマイクは、元々仕事で使っていたボイスレコーダー『ZOOM H1n』です。
現在はUSBマイク『Yeti』を使っています。
YouTube収益化の条件を満たす前に収益化させる方法
私は登録者1000人・1年間の総再生時間4000時間をクリアする前から収益化ができていました。
方法は2つ。
1つは『自分の商品』を持つこと。
そしてもう1つは、『Amazonアソシエイト』を使うことです。
チャンネルと相性の良い商品を持つ
まずは、チャンネルと相性のいい自社商品の販売。
自分の商品を持つことはハードルが高いかもしれません。
ですが広告収益に比べて自分の商品を持つことは、今後とても大きな収入の柱になってくるので頭の片隅に入れておくことはとても大切です。
何より広告収入ってめっちゃ不安定なんですよ。
私はブログで広告収入の不安定さを経験していたので、尚更依存しないように心がけていました。
ここだけの話、ネットショップの売り上げは広告収入の10倍以上です。
私のチャンネルは手帳チャンネルです。
自分で作ったリフィルを使いながら動画を撮っていたら
動画に出てくるリフィルが欲しいです!!
というコメントが多くなり、STORES(ストアーズ)でネットショップを作りました。
動画をあげる度にネットショップの商品を手に取ってくれる人が増えていきました。
動画自体が自社商品の宣伝にもなっていたんですね。
ちなみに今はBASEをメインにSTORESをサブで使っています。
自分の作るアイテムがどのネットショップサービスと相性がいいか、ぜひこちらの記事で確認してみてください。
Amazonアソシエイトプログラムを始める
Amazonアソシエイトプログラムは、自分が使っているものを紹介し、そのリンクからリスナーさんが購入することで紹介料として自分にお金が入ってくる仕組みです。
Amazonアソシエイトプログラムについてもっと詳しく知りたい人は、コチラの記事をご覧ください。
AmazonアソシエイトプログラムもYouTubeの収益化でとても大きな存在になっています。
元々ブログで使っていたので、アカウントがあってよかった……。
さいごに
いろんなことで言えるんですが、自分の好きなことでなければ継続は辛いと思います。
「楽しいから続く」がとても大切です。
そしてこれからYouTubeを始めようと思っている人は、広告収入以外の自分の商品や、サービスを意識してチャンネルを運営していくと収入が安定していきます。
ちなみに、ネットショップはいろんなサービスがあります。
その中でもおすすめなのがBASEとSTORES。
どちらも似ていますが、ちょっとした所で向き不向きがあります。
自分に合ったサービスを選ぶためにもコチラの記事を参考に決めてみてください。
–fin–