フリーランスになった理由。私が会社勤めを辞めてフリーランスになったきっかけの話
こんにちは。
mone(@mone_creator)です。
なんでフリーランスになったのかちゃんと書いた事が無いな……と思い、改めて文字にしてみました。
何かをやめるのにも、始めるのにも理由はいらないかもしれない。
だけど続けていくためには、自分と本音で向き合って出てきた理由が必要な時がある。
フリーランスは自己責任の世界だから、その本音で向き合った理由を大切にすることが、自分で選択をする時の基準になったりします。
「なんで働いてるんだろう」という言葉が、頭をよぎったことがある人に読んでもらえたら嬉しいです。
- 働くことに迷いが生まれた人
- フリーランスになった理由が気になる人
- 会社員を辞めた理由が知りたい人
フリーランスになった理由
私が、会社勤めを辞めてフリーランスになったのは、暮らしを大切にできていなかったからです。
それを気づかせてくれたのが、一緒に同棲している彼氏でした。
すれ違いの同棲生活
社会人になったタイミングで同棲を始めました。
フリーランスになろうと決意した時は同棲を始めて6年。
彼の生活は一般的な社会人の生活リズムとは違います。
私が起きる朝7時に、彼は寝ている。
彼が帰ってくる深夜2時には、私が起きていられず寝ている。
お互い休みがかぶる日以外、寝ている姿ばかり見ていました。
私自身終電で帰ることが多いので、22時に会社近くのコンビニでご飯を買い、パソコンの前で作業をしながら夕飯を食べる毎日。
彼も、仕事帰りにコンビニご飯を買って、寝ている私の横で1人で食べていました。
そんな生活をしていると、家に帰ってからご飯を作る気力は全く起きません。なので一緒に住んでいるのにほとんど一緒にご飯を食べたことがありません。
当時の私は、その生活に疑問すら感じていませんでした。
フリーランスになろうと決めた日
そんな生活に慣れきっていた2017年10月1日。
私は休日出社になりました。
彼はその日休みだったので、「18時には帰る」とだけ伝え会社に行きました。
17時に仕事を終わらせ、帰ろうとしたら上司から電話が……。
「明日使うプレゼンの提案資料を、追加用意して欲しい」との事。
私は上司からの仕事を二つ返事で引き受けていました。
「早く帰りたいな……」なんて気持ちも少しはありましたが、その頃の私は仕事に燃えていました。
「仕事は仕事!!」と、彼に帰りが遅れる連絡をしました。
結局帰宅したのは23時。
コンビニのお弁当を買って帰宅して驚きました。
綺麗にラッピングされた箱が椅子に可愛く置かれている。
冷蔵庫にはケーキと下準備を終わらせたご飯たち。
彼は、普段キッチンには立ちません。
でも1年に1回だけ、私のためにご飯を作ってくれる日があります。
私の誕生日。
彼は一言、「誕生日おめでと」と笑顔で言ってくれました。
彼の存在をないがしろにして仕事をしていた自分が不甲斐ないし、自分の誕生日にすら気づけなかった自分がとにかく悔しかった。
普段料理なんかしないから、年に1回すごく頑張ってくれる彼。
手作りのご飯って、こんなに美味しかったけ。
いつの間にか自分の心が麻痺してて、手作りのご飯の美味しさや、ありがたさを忘れてしまっていました。
この瞬間に、なんのために仕事してるのかわからなくなりました。
でも、大切にしたいことはハッキリしました。
朝起きたら「おはよう」が言いたい。
「行ってらっしゃい」って言って送り出したい。
帰ってきたら「おかえり」って言いたい。
出来立ての温かいご飯を一緒に食べたい。
夜は一緒に「おやすみなさい」って言ってベッドに入りたい。
私が大切にしたいのは、大切な人との時間でした。
2017年10月01日、私は家で仕事をするためにフリーランスになることを決めました。
大切な人を大切にできなかった経験があったから、フリーランスとして一歩踏み出すことができました。
そこからの私は早かった。
週明けには辞表を提出していました。
社長とはいっぱい話したし、正直な気持ちも伝えた。
そして引き継ぎやら何やら色々と終わらせて、2017年12月31日。
無事、退職しました。
フリーランスになってから
会社を辞め、彼との暮らしはすぐに変化しました。
「おはよう」の一言から1日が始まって、「行ってらっしゃい」を言って彼を送りだす。
帰ってきたら「おかえり」で迎えて、できたての温かいご飯を一緒に食べている。
夜は一緒に「おやすみなさい」って言ってベッドに入る。
この全てが、会社を辞めた次の日からできました。
今の暮らし大切にするために働く
今は、この暮らしを大切にするために、家にいながらできる仕事を模索しています。
私にできる事はディレクションとデザインとブランディング。
まずは、この3つで安定した収入を確保する。
自分でデザインの仕事をとるために営業をかけ、『monecre』という場を育て始めたことで環境が変わってきました。
仕事のパートナーができました。
少しずつではありますが、『monecre』を見て依頼をくれる人が出てきました。
私と何かを一緒にやってみたいと言ってくれる人ができました。
自分の心地のいい環境は、自分で作っていきます。
さいごに
2017年の私と同じように、「なんで働いてるんだろう」と、疑問に思っている人がいたら、一度周りを見回してみてください。
家族、友達、旦那さん、奥さん、子供、パートナー、恋人……。
あなたを大切に思ってくれる人との時間を少しでも長く一緒に共有できる方法を考えてみてください。
もちろん、フリーランスになることを勧めている訳ではありません。
環境が自分のライフスタイルと合わなければ、転職する選択もあります。
その場合、きちんと自分の話を聞いてくれるエージェントさんがいるところに相談することをおすすめします。
私の場合、定時あがりができる仕事があったとしても、彼とのすれ違いが解消される訳ではなかったので、家にいて仕事ができるフリーランスという道を選びました。
フリーランスになるのに不安はありました。
何かを得るとき、何かを失うのは良くあること。
私の場合、大切な人との時間を得るために、安定を失いました。
だけど、フリーランスになって半年で感じた事は、自分が動けばなんとかなるということです。
私にとって、大切な人との時間はお金に変えられない程大事にしたいものです。大切な物が何かハッキリしたからこそ、自分から動く事が怖くなくなりました。
自分の働き方に悩んでいる人がいたら、まずは自分が一番大切にしたいものをが何なのか見つめ直してみてください。
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