こんにちは。
mone(@mone_creator)です。
先日私は自分にきている断っているお仕事を、営業が苦手なクリエイターさんにお力添えいただけないかと思い、パートナー募集をしました。
\ 🍵 ゆ る 募 🍵 /
— 𝗆𝗈𝗇𝖾|暮らし優先人間 (@mone_creator) March 18, 2020
営業が苦手なフリーランスのデザイナーさんっていらっしゃいますか🤔?
現在、かなりの量のお仕事依頼をお断りしている状態で、信頼できるパートナーさんにお仕事をお願いしたく思っています。
👇気になる方はコチラからお願いします。https://t.co/qspCXzIjjO
結果、227人の方からご応募がありました。(2020.03.20現在)
まずは、ご応募いただいたみなさん、本当にありがとうございます。
そのポートフォリオを全部見終えてすぐに、いてもたってもいれなくなり、自分の作業をストップして、このブログを書いています。
なぜ大急ぎで筆を執ったのか……。
ポートフォリオの重要性を再確認したこと。
そして、今よりもっともっと良くなる……もっと営業ツールとしてちゃんと機能するポートフォリオを目指すことが、営業が苦手な人でも最初に取り組める第一歩になるんじゃないかな?なんて思った次第です。
この記事はこんな人にオススメ
- ポートフォリオの内容に悩んでいる人
- お仕事が取れないで困っている人
ポートフォリオだけでなく、デザイナーのレベルアップが気になる人はこちらの記事もご覧ください。
デザイナーになるには?デザイナーになったあとのレベルアップにも役立つ記事まとめ

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フリーランスのポートフォリオの役目
そもそも、フリーランスにとってのポートフォリオとは、自分のできることを成果物で見せる営業道具です。
あなたの会社にデザインを通してこんな価値提供ができます!!
決して作品集ではありません。
そのポートフォリオを駆使して、お仕事をゲットする営業道具なんです。
自分の価値をどれだけ相手に伝えることができるかが、ちゃんと機能するポートフォリオの鍵になります。
何かものを買う時、『欲しい・便利・自分に必要……』いろんな理由でお買い物をしていると思います。
何かしらの価値を感じたから、その商品を買ったんですよね?
デザインも一緒で、物をデザインするからデザイナーではなく、デザインしたものが依頼してくれた会社の価値に関わるからデザイナーは価値提供ができるんです。
選ばれるデザイナーになるためには、価値提供を意識することはとても大切。
価値を提供できないと、それに対する対価って高くなっていかないんですよ。
(お金を稼ぐって大変……。)
フリーランスのポートフォリオで大切なこと
今回依頼側になったことで、どんなポイントを見たのか残していこうと思います。
「なかなかお仕事がもらえない……」というフリーランスのクリエイターさんにとって、仕事がもらえるポートフォリオになるよう改善に役立ててもらえればと思います。
大切なことまとめ
- 自分が何者であるかの明記
- 気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にする
- 自分がレベルアップしたと自覚したら過去作品を取り下げる勇気
- 自分の制作した範囲の明記
- 自分の得意・やりたいことを見える化
- サービスメニューや料金表の記載はおすすめ
自分が何者であるかの明記
227人のポートフォリオの中で、自分が何者であるかしっかり明記していたポートフォリオは32個でした。
実に全体の14%です……。
中には、自分の名前を名乗っていない人、連絡先がない人も多くいました。
素性がわからない人にお仕事をお願いするってかなりチャレンジなことだと思います。
プロフィールには、名前から始まり、出身地と活動拠点、今までの経歴、ソフトの使用年数、自分のSNS、得意なジャンルとやりたいジャンルを文章にしています。
リモートができる世の中になってきてはいますが、まだまだ直接会って打ち合わせをする企業も多いです。
むしろ、私は1番最初の打ち合わせは、基本会ってします。
文字では伝わらないものが、会うことで沢山溢れてきます。
言葉に熱が入る瞬間。
働いている人たちの雰囲気。
逆に、この人とのお仕事は危なそうだな……なんていう違和感も、会ってわかるものがあります。
その温度感を大切にしている企業さんも多いからこそ、会って話ができるデザイナーさんを探している企業さんもたくさんいます。
気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にする
元々、営業が苦手な方に呼び掛けたこともあり、みなさん控えめな人が多いように感じました。
ですが、ポートフォリオは自分をアピールする場なので、気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にすることをおすすめします。
デザインは共通言語じゃないんです。
デザインを通して何か伝えるのは、言葉を使うことよりもずっと大変です。
頭の中で『青』と言われて、あなたは『どんな青』を想像しますか?

私は左から4番目の青の感じを想像しました。
厳密にいうと、もっとくすんだ青だけど五番目の色ではない。
この『青』という色1つとっても、お互いの認識にズレが生じます。
もうこればっかりは、1人1人の感覚の世界になってきます。
そのぐらい曖昧なものなんです。
そんな曖昧な物をものさしにしてしまうと、伝えたいことは伝わりません。
人の理解は共通言語があって成り立ちます。日本人であれば日本語です。
ましてやデザインがわからないから頼んでいるのに、「良いところは察して!!」って無理な話です。
これこそ1/3も伝わらない…です。(古い)
共通言語で話せる人に、クライアントは安心します。
自分がレベルアップしたと自覚したら過去作品を取り下げる勇気
作品を多く見てもらいたい気持ちは、よ〜〜〜〜くわかります。
ですが、過去に作ったもので、今の自分の実力との差が出ている作品は取り下げることをおすすめします。
レベルアップ前の作品を残すことで、全体のレベル感を下げてしまうからです。
自分の制作した範囲の明記
ポートフォリオの中には、チームで動いたお仕事や、会社員時代の作品を入れている人も多いかと思います。
その中で、自分が携わった場所を明記していない人が多く存在しました。
この明記しないことで起きるのは、ギャップです。
良いギャップなら良いんですが、悪いギャップの場合フリーランスは命取りです。
悪いギャップを抱かれたら、リピーターにはなりません。
そもそも、ポートフォリオは自分を大きく見せるものではなく、あくまで自分のできることの証明の場です。
できないことを依頼されて困るのは自分自身なので、制作範囲の明記は大切なポイントになってきます。
リピーターの獲得は、フリーランスにとっては安定した収入に一番近い収入源になるので、リピーターを意識するとグッと生活が安定していきます。
自分の得意・やりたいことを見える化
どんな仕事がしたいのかわからずポートフォリオを作ってしまった人は、一度立ち止まって見てください。
今回、パートナー募集をするにあたって『得意なデザイン・やりたいデザイン』という項目を作りました。

ですが、多くの方がこの回答とポートフォリオにズレがありました。
ロゴをしたいと回答しているのに、ロゴの作品がなかったり。
女性向けのデザインがしたいと回答しているのに、女性向けのデザインが1つもない。
別に企業で請負った実績じゃなくても良いんです。
実践を意識した、自主制作でも良いんです。
自分のやりたいジャンル制作物の作品を載せていないと、お仕事を頼めるかの判断ができません。
結果、お仕事を頼めないという判断になってしまいます。
サービスメニューや料金表の記載はおすすめ
今回、ポートフォリオを見ていて、
デザインをしていた私ですらそう思うということは、デザインに触れてこなかった企業の人にとって、何がお願いできるのか明確でないのは、とても不親切に思えました。
料金表に関しては、賛否両論ありますが、せめてサービス内容の明記はしても良いのでは無いでしょうか?
そして料金表に関しては、企業には予算というものがあります。
予算感に合わない人は候補から除外されます。
何より、いくらでお仕事を受けている人かわからないと、『いちいち確認しなければいけない』という余計な作業が増えることになります。
こういったいらない作業が増えていけばいくほどお仕事のマッチングは遠のいていきます。
私自身、オープンなサイトでは詳しいサービスメニューや料金表を記載していませんが、お問い合わせのあった企業さんに送るPDFには、サービスメニューと料金表を入れています。
私は、仕事を依頼しやすくする仕組みを『優しい動線』と名付けています。
なんでもそうだけど「優しい動線」をすごく大切にしてます☺️
— 𝗆𝗈𝗇𝖾|暮らし優先人間 (@mone_creator) December 27, 2018
✔ 依頼する人はどんな流れで仕事をしてるのかわからない
→わかるように図式化する
✔何を依頼したら良いかわからない
→チャートで表現
👇優しい動線のお話をnoteで書いてます!よかったら読んでね🤗https://t.co/PquDGkKTXw pic.twitter.com/iTNI9maObd
『優しい動線』についてもっと詳しく知りたい人は、こちらのnoteをご覧ください。(私の営業手法の1つなので、有料でお届けしています。)
SNSから仕事に結びつける力。 鍵は「優しい動線」
そして、料金表を出すことで良く出てくる問題が、
その問題は提案力で解決ができます。
もしも、自分の想定していた金額より低い価格を言い渡された時、それは買い叩かれている訳ではなく、予算がそれしかないということです。
もちろん、ヤバイものもありますけどね……。全てが全てヤバイ人たちなわけではありません。
許せない範囲なら受けなければ良いし、許せる範囲のお仕事であれば、見積書を細かく設定して、値切られた分だけ『私はこの作業をしません』という宣言をすれば良いだけの話。
この言葉をしっかり言えると、今まで「予算合いません」と断っていた仕事が、仕事になり、お仕事の依頼者が一緒に歩いていけるパートナーさんになっていきます。
一緒に歩いていくパートナーは、売り上げが上がると予算も上がっていくので、一緒に成長していく感覚も味わえます。
さいごに
ここまで、私が感じたことをまとめてみましたが、こう言った情報がでた時に一番大切なのは、『自分だったら』への置き換え。
そして実践してみるなら『なぜするのか』、する必要が無い場合は『なぜしないのか』を自分の中で考えられることが、応用する力をもち生き残っていく人だな……と感じています。
記事をみて、『自分だったら』への置き換えや、『なぜするのか・なぜしないのか』をちゃんと言語化できるのかが一番大切だなと☺️!
— 𝗆𝗈𝗇𝖾|暮らし優先人間 (@mone_creator) March 21, 2020
そこを、考えずに行動だけマネても、ただの猿真似ないし、中身が空っぽで結果選ばれない人になる……😇 https://t.co/lJCU7pyCtF
ポートフォリオだけでなく、デザイナーのレベルアップが気になる人はこちらの記事もご覧ください。
デザイナーになるには?デザイナーになったあとのレベルアップにも役立つ記事まとめ

Twitterでいただいた感想
Twitterでの感想、ありがとうございます。
記事の感想をぜひツイートで教えていただけると喜びます。
ポートフォリオ持ってる人は必見ですぞ…!
— たっくん / Webデザイナー兼ブロガー (@wakutakublog) March 20, 2020
②の「こだわりを書く」は特に。
僕もポートフォリオを自作するために、色んな方のサイトを見たんですが「〇〇様・URL」だけが多い印象でした。
そんな中でこだわりも明記されたサイトを見ると「この人の方が信用できそう」てなるのは当たり前ですよね🤔 https://t.co/T8ZyOMDCfz
ポートフォリオ見直している最中だったので、非常に参考になりました!
— きみどり💻Webデザイナー (@kimidori_web) March 20, 2020
ご依頼主さんから見て依頼した後のイメージがしやすい情報をきちんと載せておくことが非常に大切なんだな…と改めて思いました。https://t.co/NqnmzCg8W3
「当たり前だ」とスルーしそうな、めちゃくちゃ大事なことが書いてあるので、クリエイター系 #いなフリ 生はぜひ読んでほしい。 https://t.co/XiuWCMWYmw
— 行武亜沙美 │ コミュニティマネージャー (@OTASM9) March 20, 2020
料金表の記載以外は概ね同意です。✨
— ヤマダ🐺Webデザイナー🐺 (@Y_Macccky) March 20, 2020
今の自分だったら、料金表は連絡いただいた後にご案内〜の流れにするかも。😶
特に「これ!」といった理由はないんですけど、簡単に開示したくない情報ではあるので…。😶 https://t.co/HKkWv0bQjl
仕事を依頼する側の目線でポートフォリオの役割や必要な要素が書かれたモネさんの記事、とても参考になりました😳✨
— fuyuna🌷魅せるデザイナー (@fumm_ii) March 21, 2020
ポートフォリオ改修しなきゃとは思ってたけど手が止まってたので、ちゃんと時間を作ってやろうと思います。 https://t.co/MNtTah1nZn
デザイナーに限らず、個人で仕事する人の多くは必要な観点が詰まっている。
— ふくざわ / フリーランスのマイコーチ (@hookie307) March 21, 2020
自分は何者で、どんな価値が提供できるのか。
ぼくはコーチングやってるので、その観点でポートフォリオにあたるものは何なのかをしっかり考えて準備しないといけない。
あと「1/3も伝わらない…」のところにグッときた。 https://t.co/cpIQziN3dj
言われてみれば当たり前、
— しまだあや🎨支えるイラストレーター (@shimatune) March 21, 2020
でも言語化できていないことの
カタマリでした。
最近毎日ポートフォリオのことを考えてる。なんだかグッサリ刺さりました。イラストレーターさん、デザイナーさん、ぜひ読んでみてください。
このままじゃ1/3も伝わらない…
壊れるほど愛しても…(脱線) https://t.co/LRitxMwtTS
【駆け出しフリーランス必読‼️】
— ショーヘー@東フリCMO (@showheyohtaki) March 21, 2020
僕も毎月100人弱の駆け出しポートフォリオをみて、営業文の添削をしてるんですが、言いたいことはここに全部書いてありました🙇♂️
唯一違うのは価格表かな。僕は色々考えた末にサイトに公開はしない方がいいと思ってる。
応募するときは応募文に予算感書けばいいしね👍 https://t.co/vDJGqCKHCv
— 前田高志 (@DESIGN_NASU) March 21, 2020
ポートフォリオが"自分を伝える武器"として機能しているかどうかって、本質なのに今まで意識したことなかった…はっとさせられました。
— 二本松マナカ🦖WEBデザイン・イラスト (@mnc4mnc) March 20, 2020
モネさんありがとうございます😭✨ https://t.co/LhAV52Hs9D
– fin –
YouTubeチャンネルができました!!
チャンネル登録&高評価よろしくお願いします:)