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ポートフォリオとは?ビジネスで欠かせない営業道具!!328人のポートフォリオを見て感じた大切なこと

ポートフォリオ
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ありがたいことにお断りをしている仕事が増えすぎたことで、Twitterでパートナー募集をしました。

最終的に328人の方からご応募がありました。

まずはご応募いただいたみなさん、本当にありがとうございます。

そのポートフォリオを全部見終えて、いてもたってもいれなくなり自分の作業をストップしてこのブログを書いています。

なぜ大急ぎで筆を執ったのか……。

なんと言ってもポートフォリオの重要性を再確認したこと。

そして今よりもっともっと良くなる……もっと営業ツールとしてちゃんと機能するポートフォリオを目指すことが、営業が苦手な人でも最初に取り組める第一歩になるんじゃないかな?

なんて思った次第です。

この記事はこんな人にオススメ
  • ポートフォリオの内容に悩んでいる人
  • 仕事が取れないで困っている人
  • 就活に向けてポートフォリオを作る人
  • 転職活動をしている人
  • 営業が苦手なフリーのクリエイターの人
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ポートフォリオとは

ポートフォリオとは、自分のできることを成果物で見せる営業道具です。

私はこんな作品を作れます。
あなたの会社にデザインを通してこんな価値提供ができます!!

を伝える道具です。

決して作品集ではありません。
学生でもビジネスの意識を持ってポートフォリオを作ることで、1ランクアップしたものに仕上がっていきます。

そのポートフォリオを駆使して仕事をゲットしたり、内定をゲットする営業道具なんです。

自分がどれだけ相手に価値提供できるかを伝えることができるかが、ポートフォリオが機能するしているのかの鍵になります。

何かものを買う時、欲しい・便利・自分に必要……いろんな理由で買い物をしていると思います。
何かしらの価値を感じたからその商品を買ったんですよね?

デザインも一緒で、物をデザインするからデザイナーではなく、デザインしたものが会社の価値に関わるからデザイナーは価値提供ができるんです。

選ばれるデザイナーになるためには、価値提供を意識することはとても大切。

価値を提供できないと、それに対する対価って高くなっていかないんですよ。

お金を稼ぐって大変……。

ポートフォリオで大切なこと

今回ビジネスとして一緒に仕事をできる人を探したことで、どんなポイントを見たのか残していこうと思います。

なかなかお仕事がもらえない……
なかなか内定がもらえない……

というフリーランスのクリエイターさん、これからデザインの世界に飛び込む学生の皆さんにも、改善に役立ててもらえれば幸いです。

ポートフォリオを作るうえで大切なこと

  1. 自分が何者であるかの明記
  2. 気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にする
  3. レベルアップしたと自覚したら過去作品を取り下げる勇気を持つ
  4. 自分の制作した範囲は誤魔化さずしっかり明記する
  5. 自分の得意・やりたいことを見える化
  6. サービスメニューの記載はおすすめ

自分が何者であるかの明記

328人のポートフォリオの中で、自分が何者であるかしっかり明記していたポートフォリオは48個でした。
実に全体の6%です……。

中には自分の名前すら名乗っていない人、連絡先がない人も多くいました。

素性がわからない人にお仕事をお願いするってかなりチャレンジなことだと思います。

私は怖くてできません。
私のポートフォリオは、作品の前に前書きとして自分のプロフィールを1ページ差し込んであり、最後のページに連絡先を明記しています。

プロフィールには、名前から始まり、出身地と活動拠点、今までの経歴、ソフトの使用年数、自分のSNS、得意なジャンルとやりたいジャンルを文章にしています。

活動拠点っている?

と思った方!!

リモートができる世の中になってきてはいますが、まだまだ直接会って打ち合わせを希望する企業も多いです。

文字では伝わらないものが、会うことで沢山溢れてきます。

言葉に熱が入る瞬間。
働いている人たちの雰囲気。

逆にこの人とのお仕事は危なそうだな……なんていう違和感も、会ってわかるものがあります。

その温度感を大切にしている企業さんも多いからこそ、会って話ができるデザイナーさんを探している企業さんもたくさんいます。

気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にする

元々営業が苦手な方に呼び掛けたこともあり、みなさん控えめな人が多いように感じました。

ですがポートフォリオは自分をアピールする場なので、気づいて欲しい自分のこだわりはしっかり文章にすることをおすすめします

デザインは共通言語じゃないんです。

デザインを通して何か伝えるのは、言葉を使うことよりもずっと大変です。

頭の中で『青』と言われて、あなたは『どんな青』を想像しますか?

私は左から4番目の青の感じを想像しました。
厳密にいうと、もっとくすんだ青だけど五番目の色ではない。

この『青』という色1つとっても、お互いの認識にズレが生じます。

もうこればっかりは、1人1人の感覚の世界になってきます。
そのくらい曖昧なものなんです。

そんな曖昧な物をものさしにしてしまうと、伝えたいことは伝わりません

人の理解は共通言語があって成り立ちます。日本人であれば日本語です。

ましてやデザインがわからないから頼んでいるのに、「良いところは察して!!」って無理な話です。
これこそ1/3も伝わらない……です。(古い)

共通言語で話せる人にクライアントは安心します。

もちろん内定を目指している人も一緒です。
同じデザイナーでも「察して!!」は通用しません。伝えたいことを文章や言葉にしないと、最悪の場合

この人は伝えたいことが何もないのかな?何も考えてないで感覚でデザインしてるのかな?

と勘違いされてしまう可能性さえあります。

レベルアップしたと自覚したら過去作品を取り下げる勇気を持つ

作品を多く見てもらいたい気持ちは、よ〜〜〜〜くわかります。

ですが、過去に作ったもので、今の自分の実力との差が出ている作品は取り下げることをおすすめします。

レベルアップ前の作品を残すことで、全体のレベル感を下げてしまうからです。

作った作品はこれだけじゃないんだよ!!という気持ちが後ろ髪を引くのであれば、載せられなかった作品は文字だけにはなってしまいますが、年表にするのもアリですよね!!

自分の制作した範囲は誤魔化さずしっかり明記する

ポートフォリオの中にはチームで動いた仕事を入れている人も多いかと思います。その中で、自分が携わった場所をしっかりと明記していない人が多く存在しました。

あれ?この作品……他の作品に比べてレベル高いけど……

と違和感を覚えるものが多くありました。

明記しないことで起きるのはギャップです。

良いギャップなら良いんですが悪いギャップ。
悪いギャップを抱かれると選んでもらえるクリエイターになるのは難しいでしょう。

自分の制作範囲を明記しないことで、職場の先輩のサポートだった仕事をあたかも自分が作ったかのように見せてしまう。

例え悪気がなかったとして、この人は自分を大きく見せたがる人なのかな?人の頑張りを横取りするズルイ人なのかな?というフィルターがかかってしまいます。

そもそもポートフォリオは、自分を大きく見せるものではなく、あくまで自分のできることの証明の場です。

できないことを依頼されて困るのは自分自身なので、制作範囲の明記は大切なポイントになってきます。

リピーターの獲得はフリーランスにとって、安定した収入に近づく第一歩!!リピーターを意識するとグッと生活が安定していきます。
長くお仕事をしていくためにも、誠実でいることは仕事でとても大切です!!

自分の得意・やりたいことを見える化

どんな仕事がしたいのかわからずポートフォリオを作ってしまった人は、一度立ち止まって見てください。

今回パートナー募集をするにあたって『得意なデザイン・やりたいデザイン』という項目を作りました。

ポートフォリオ

ですが、多くの方がこの回答とポートフォリオにズレがありました。

ロゴをしたいと回答しているのに、ロゴの作品がなかったり。
女性向けのデザインがしたいと回答しているのに、女性向けのデザインが1つもない。

別に企業で請負った実績じゃなくても良いんです。
実践を意識した、自主制作でも良いんです。

自分のやりたいジャンル制作物の作品を載せていないと、お仕事を頼めるかの判断ができません

結果、お仕事を頼めないという判断になってしまいます。

サービスメニューの記載はおすすめ

今回ポートフォリオを見ていて、

作品だけ見てても何ができて、何をお願いできるのか、イマイチピンとこない……

という状態になりました。

デザインをしていた私ですらそう思うということは、デザインに触れてこなかった企業の人にとって、何がお願いできるのか明確でないのは、とても不親切に思えました。

料金表に関しては賛否両論ありますが、サービス内容の明記はしても良いのでは無いでしょうか?

ロゴ制作の経験は……?
リーフレットの経験、冊子物の経験、印刷所への入稿までできるのか……?
WEBはデザインだけなのかコーディングができるのか、言語は何を扱えるのか……?

ここからはフリーランスの人への話ですが、料金表は無理にポートフォリオに載せる必要はありません。

ですが企業には予算というものがあります。
予算感に合わない人は候補から除外されます。

何より、いくらで仕事を受けている人かわからないと、『いちいち確認しなければいけない』という余計な作業が増えることになります。

こういったいらない作業が増えていけばいくほどお仕事のマッチングは遠のいていきます。

私自身、オープンなサイトでは詳しいサービスメニューや料金表を記載していませんが、お問い合わせのあった企業さんに送るPDFには、サービスメニューと料金表を入れています。

私は、仕事を依頼しやすくする仕組みを『優しい動線』と名付けています。

料金表を出すことで良く出てくる問題が、

そんなことしたら、クリエイターが買い叩かれる!!

というお話。

本当に買い叩かれているのでしょうか?
そもそもデザイン料金の相場を知らないだけではないでしょうか?

その問題は提案力で解決ができます。

もしも自分の想定していた金額より低い価格を言い渡された時、それは買い叩かれている訳ではなく、予算がそれしかない……もしくはデザインの相場を知らない場合があります。

もちろん、ヤバイものもありますけどね……。全てが全てヤバイ人たちなわけではありません。

許せない範囲なら受けなければ良いし、許せる範囲の仕事であれば見積書を細かく設定して、

今回のご依頼内容ですと通常この価格なんですが、予算の都合でこちらの工程をカットして予算内で収めることも可能です

と言った感じに交渉することが大切です。

買い叩かれた!!とグチを漏らす人の中には、交渉をせず……仕事がなくなると困るからかクライアントさんには嬉々と「喜んで!!」みたいな態度をとった上で裏でグチグチ文句を言う……なんて人を何人も見てきました。

この言葉をしっかり言えると、今まで「予算合いません」と断っていたものが仕事へと繋がり、仕事の依頼者が一緒に歩いていけるパートナーさんになっていきます。

一緒に歩いていくパートナーは、売り上げが上がると予算も上がっていくので、一緒に成長していく感覚も味わえます。

さいごに

ここまで、私が感じたことをまとめてみましたが、こう言った情報がでた時に一番大切なのは、『自分だったら』への置き換え。

そして実践してみるなら『なぜするのか』、する必要が無い場合は『なぜしないのか』を自分の中で考えられることが、応用する力をもち生き残っていく人だな……と感じています。

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記事の感想をぜひツイートで教えていただけると喜びます。

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