こんにちは。
mone(@mone_creator)です。
ただ、「私にはフリーランスが合っていた」のは確かだな……
その構図が訪れると、決まってDMで
もうね、「この記事を見てくれ!!」でお話が終わるよう、記事にまとめることにしました。
自分ではない第三者の『なりたいもの』なんか、その人の中にしか答えがないので、質問されても困るんです。
そもそも、その答えを第三者に聞こうとしている時点で、思考停止しているので、何をしてもうまくいきません。
とにかく、『会社員vsフリーランス』の変な戦いを不毛だなと感じているので、会社員・フリーランスそれぞれの良い所と悪い所を出し切って、自分の中で終止符を打ちにいきます。
ということで今回は、会社員とフリーランスそれぞれの良い所と悪い所をガッツリ紹介していきます。
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会社員とフリーランス、どちらを選ぶにしろ大切なこと
まずは、大前提に大切なことをお伝えします。
あくまで、『会社員』や『フリーランス』は働き方の種類であることを頭に入れておいてください。
これが頭に入っている人は、いかに『会社員vsフリーランス』が変で不毛な戦いであるか理解しているかと思います。
ここで大切になってくるのが、働き方を選ぶ『自分の大切にしたい軸』です。
「なぜフリーランスになりたいのか?」という問いの答えが、自分の大切にしたい軸になります。
この軸がハッキリしていない人は、フリーランスを選んでも苦労することになります。
私の軸は『彼との暮らし』です。
元々お家が大好きということもありますが、1番は同棲中の彼との生活リズムが合わなすぎることからフリーランスになりました。
定時上がりができたとしても、彼との生活リズムは合わないので、そんな自由に働かせてくれる会社がある訳もないので、フリーランスになりました。
なので、私の大前提は『暮らしに比重』を置いていることにあるので、
もっと詳しくフリーランスになった理由が知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
フリーランスになった理由。私が会社勤めを辞めてフリーランスになったきっかけの話

ここが違うよ『会社員』と『フリーランス』
ここからは、いろんな人から質問をいただく、『会社員』と『フリーランス』の気になる所を徹底的に解説していきます。
働き方、時間、お金……などなど。
良い面も悪い面も知って、自分の選択肢を広げていってください。
ちなみに、私はデザイナーとしてフリーランスになったので、デザイナーのお話が多いです。
ですが、他の職種でも言えることは多いので、自分の職種に置き換えて考えてみてください。
働き方の違い
まずは『会社員』『フリーランス』の働き方の違いを、1項目ずつ比較しながら紹介していきます。
働き方の違いの比較項目
- 業務範囲
- 自分の守備範囲
- 成長に繋がる先輩や後輩の存在
- 取り扱う案件の幅
業務範囲
フリーランスになって、最初に実感した働き方の違いは業務範囲。
会社という組織が、いかに一人一人の仕事の負担を減らそうと、分担をしていたのか感じます。
会社員の頃は、デザイン制作に集中できました。
当時は気にもとめていなかったんですが、『経理』という部署があり、『営業』という部署があり、『秘書』という部署があり……と、いろんな部署で働く人がいたからこそ、デザインに集中できていました。
今フリーランスになって、一部外注はしていますが、『経理』も『営業』も『スケジュール管理』も全て自分で行っています。
これは、会社員であればデザインにかけることができた1日8時間という時間が、少なくなるということです。
更に、デザイナーの場合、請求額はあくまでデザインにかかる費用のみ。
経理や営業、スケジュール管理に使った時間をお金として上乗せできる訳ではありません。
会社員時代のやり方では、時間が足りなくなり、稼げない人が多く出てくることでしょう。
いかに、効率化していくかがポイントになってきます。
ちなみに、フリーランス向けの案件紹介サービスはいくつもあります。
営業が苦手な人は、無料で使える『Another works』や『Bizseek』などに登録しておくのも1つの手です。
無料の案件紹介サービス
- Another works ▶︎直契約できる仕事マッチングサービス
- Bizseek
▶︎クラウドソーシングサービス
- CrowdWorks ▶︎大手クラウドソーシングサービス
- レバテックフリーランス
▶︎WEB系フリーランスの良質案件が揃っている
合わせて読みたい
『INVOY(インボイ)』とは? 請求書を無料で簡単に作れる便利サービスだった
会計業務が苦手な人は会計ソフトで簡単に!! クラウド型会計ソフトのおすすめポイントを紹介
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自分の守備範囲
会社員は、何かミスした時はフォローをしてくれる先輩や、仕事で出たミスによる金銭的負担を会社がしてくれたりと、会社員はかなり守られている環境の中で仕事をしています。
フリーランスになると、誰も自分を守ってくれません。
ミスをすれば取引先がなくなり、例えば印刷ミスをしてしまえば、自分で印刷代を負担して刷り直し。大赤字になります。
『FREENANCE(フリーナンス)』という無料で加入できる、フリーランスの保険がありますが、こういったもしもの時の対策も自分でしなければいけません。
『FREENANCE(フリーナンス)』以外にも、セキュリティ面が不安なので、セキュリティソフトの『Norton(ノートン)』をパソコンに入れています。
『FREENANCE(フリーナンス)』についてもっと知りたい人は、コチラの記事をご覧ください。
フリーランスの不安は自分で対策。 無料で登録できる保険、『FREENANCE(フリーナンス)』は加入しておくと安心

他にも、未払い案件に出くわすこともあります。
デザインのお仕事で、150,000円のお仕事を貰ってたの☺️✨
— 𝗆𝗈𝗇𝖾|暮らし優先人間 (@mone_creator) July 27, 2018
昨日納品まで終わり、請求書をだしたら予算の都合で50,000円に……って話に('・ω・')
納品終わってから1/3に価格が変わるって……何が起こったんだろう……🤔#ひよっこフリーランスのつぶやき
実際に私も直面しました。
この頃は、フリーランスになりたての頃で本当に焦りました。
150,000円のお仕事が50,000円になるところだったので、アタフタものでした。
実際に起きたことをまとめた記事があります。気になる方は、コチラの記事をご覧ください。
給料未払いで少額訴訟!? フリーランスの未払い問題に直面した私の対応と対策

成長に繋がる先輩や後輩の存在
フリーランスは、チームで動いていない限り孤独との戦いです。
例えチームで動いていたとしても、チームの困ったことがあったらなんでも聞ける先輩ではありません。
フリーランスになって思うのは、先輩という存在の大きさ。
自分より先をいく先輩から学ぶことは多いく、後輩の存在も自分の成長につながります。
頭ではわかっていても、人に伝えることは意外と難しく、更に相手に理解してもらうよう話すには、それなりに自分の頭の中を整理しなければいけません。
整理の時間が、自分の理解をさらに深めてくれました。
この経験は、クライアントさんへの情報共有でも役に立っています。
私は会社員を経験して本当に良かったと思っています。
孤独で辛いというフリーランス向けにコミュニティを運営しています。
興味がある人は、コチラの記事をご覧ください。
1コインで参加できる、フリーランス・副業の駆け込み寺コミュニティ『harbor』

取り扱う案件の幅
取り扱う案件の幅は、フリーランスになってグッと増えました。
仕事を選べるというのは、フリーランスにとって楽しみの1つだと思います。
会社員時代のデザイン事務所では、担当の雑誌があり1年を通してその雑誌・イレギュラーで違うお仕事に関わったりと、関われるお仕事は決まっていました。
ブランディングの会社に転職した後も、やはり担当になっていた物をメインでお仕事するので、なかなかクライアントが代ることはありませんでした。
フリーランスになって、関わるクライアントさんも増えたことで、ファッション・美容・不動産・飲食・ホテル……と幅広い業界のお仕事をさせてもらい、制作物のジャンルも広がりました。
時間の違い
次は、『会社員』『フリーランス』の時間の違いを、1項目ずつ比較しながら紹介していきます。
時間の違いの比較項目
- 勤務時間
- スケジュール管理
勤務時間
会社には、出社時間があり、定時というものがあります。
フレックスタイム制を取り入れている会社もあるかと思いますが、ある程度決められた時間の中でお仕事をします。
この、決められた時間が嫌でフリーランスになりたがる人は多くいますが、いざなってみると、自分で自分を管理する力が大切になってくるので、意外と時間に縛られた方が効率が良い人もいっぱいいるかと思います。
実際、決められた時間がないフリーランスは、仕事を詰め込みやすい傾向にあるので、お仕事とお休みの境目がない人によく出くわします。
スケジュール管理
会社の場合、部署やチームなど、複数人で動く仕事が多いため、お互いにスケジュールを確認しあうことが良くあります。
ですが、フリーランスの場合、そういったスケジュール管理も自分でするので、スケジュール管理が苦手な人はかなり苦労しているイメージです。
トラベラーズノートは仕事でも使いやすい。 私はトラベラーズノートのここが好き
お金の違い
最後に、『会社員』『フリーランス』のお金の違いを、1項目ずつ比較しながら紹介していきます。
お金の違い
- 安定度合い
- 限度額
- 就業環境への支払い
- 税金や年金の支払い
安定度合い
毎月支払われるお給料の素晴らしさは、退職してから気づくことかもしれません。
入金されることが当たり前だと思っていた私は、会社員時代記帳を1度もしていませんでした。
この安定したお給料は、心の安定と直結しています。
安定的な仕事を獲得するには、クライアントさんがお得意様になってくれるまでなかなか訪れません。
それか、新規のクライアントさんへの営業で毎月コンスタントにお仕事をゲットできる人は早い段階で安定するかもしれませんね。
限度額
安定と引き換えに、会社員はお給料に限度額があります。
さらに、昇給は頻繁にあるものではないので、なかなかお給料がUPしないこともあります。
ですが、フリーランスの場合は、限度額がありません。
そのため、実力があり自分でお仕事を獲得できる人や、単価交渉をしっかりできる人は、稼ぎたい額を自分で限界突破していくことができます。
就業環境への支払い
就業環境への支払いとは、お仕事をする上で必要な機材のことです。
会社員の場合、オフィスに行けば机があって、椅子があって、パソコンもあって、プリンターもあって、パソコンはウイルス対策もされていて……。
とにかくいろんなものが揃っている状態ですよね?
フリーランスは、この環境を整えていくことから始まります。
まずは必要最低限の環境からですが、それでもお金がかかります。
『Adobe(アドビ)ソフト』や『ウイルスソフト』や『会計ソフト』『WEBサイトのサーバー』なんかは、毎月引き落とされていくお金です。
『Adobe(アドビ)ソフト』に関しては、節約術があるので、よければコチラの記事をご覧ください。
『Adobe(アドビ)』を安く手に入れる方法。 クリエイター必見の節約術

私の就業環境
- パソコン
- フォント
- Adobe(アドビ)ソフト
- ウイルスソフト
- プリンター
- 会計ソフト
- 名刺
- WEBサイト
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税金や年金の支払い
会社のお給料は、額面から所得税や住民税や社会保険料などを引いて支払われます。
会社が自分の代わりに支払わなければいけない、税金や保険料などを払ってくれていました。
いろんなものを差し引いたものが手取りなので、何の気なしにお金が使えていました。
ですが、フリーランスになると、自分で税金などを払います。
会社で払っていてくれた時は気にしていなかったんですが、自分で払うと結構負担に感じます。
何より、会社員時代の額面以上の収入を得なければ、フリーランスとしては赤字になっていきます。
『会社員+副業』は最強なのでは!?
理由は4つ。
『会社員+副業』が最強だと思う理由
- 安定した収入が確保できる
- 副業が軌道に乗るまでの間も安定収入が得られるので、心の衛生環境にも良い
- 副業で+αの収入を得られる
- フリーランスが自分にできるのかを副業で試すこともできる
もしも今、彼との暮らしを度外視した上で、フリーランスではなかったら、迷わず企業に勤めます。
更に、就活をする軸は『副業OK』かどうか。
副業が難しい場合は、安定的収入の柱として『派遣社員』という選択肢を取り入れます。
その上で、+αの収入として副業ないし自分の個人活動を行って、いつでも『会社員のままでもいれる』『フリーランスとしても独立できる』環境を作って自分の選択肢を増やしておきます。
それでも『フリーランス』でいる理由
冒頭でもお話しましたが、私の軸はやっぱり『彼との暮らし』。
朝起きたら彼に「おはよう」と言いたい。
コンビニ弁当じゃなくて、出来立てのご飯を一緒に「いただきます」って言って食べたい。
あったかいベッドに一緒に入って「おやすみなさい」を言いたい。
今のこの暮らしを守るための『フリーランス』です。
もっと詳しくフリーランスになった理由が知りたい方は、コチラの記事をご覧ください。
フリーランスになった理由。私が会社勤めを辞めてフリーランスになったきっかけの話

この軸があるからこそ、私は『会社員』を選ばず『フリーランス』をできています。
彼の生活リズムに合わせたいから、「私の出社時間を遅らせてください!!」なんていうワガママを通してくれる会社なんてありません。
このワガママを守るための『フリーランス』。
事業計画も立てなきゃいけない、経理もしなきゃいけない、営業もしなきゃいけない……いろんな大変なことはあるけど、ワガママでいるためにこの大変なことは私にとったら苦ではありません。
今ではブログを1年かけて育ててきたことで、締め切りに追われる暮らしからも脱却しました。
自分の理想とする暮らしを目指して、これからも邁進していきます。
ブログ収益化までの道!! ブログだけで月6桁稼いでいる私が今まで行ってきたことを全公開
https://mone-creator.com/blog-monetization/
さいごに
比較した内容が多いことで、一概にどちらの働き方が良いと答えが出せないことはわかっていただけたかと思います。
働き方の答えは、自分の中にしかありません。
どんな風に働くのが自分にとって良いのか、まずは自分の考えと向き合ってください。
もっとフリーランスのメリット・デメリットを実例付きで知りたい人は、コチラの記事をご覧ください。
フリーランスのメリット。リアルを知って選択の幅を広げる|随時更新



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